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ノラ・バッド
【ファンタジー 官能小説】

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ノラ・バッド-4

どれほど経ったのか、また、ドクターが入ってきた。
「放せ。腕をほどけ」うなる。
「今日はどうですか。先に検査をしましょう」
後ろに従うナースの元気がない。よく見ると手首の辺りにあざがある。
ふくらはぎにも首筋にも、服の下はどうなってるのか、動くたびに痛そうに体をかばっているので、なんとなく想像がつく。
「気になるか」めざとくドクターがナースの体を俺の前に押し出した。 「前を開いてやりなさい」
服の合わせ目を開いた。
下着は付けていない。代わりに縛られていた。
網目から乳房やはみ出た肉が四角く飛び出ている。だが、紐ではなかった。
針金で締め上げられているのだ。血のめぐりの悪い所は、すでに紫色をしている。
「殺す気ですか」
「私は医者だよ、殺しはしない。ただ、死にたいほどの痛みの作り方を知っているのだよ。この針金はただ締め付けるだけではない、骨とこすれて、それはもう痛いのだよ」
「趣味なら他でやってください」
「私のために働かないものがどうなるかしっかりと教える必要があるのでね。使えないものはこうやって補正して治してやらなければならないのです」
針金で締め付けられ、丸くはみ出す肉を愛おしそうになでさすった。
それだけでも骨に響くのだろう、ナースは苦痛の顔で我慢していたが、小さく悲鳴を上げてしまった。
そのとたんドクターの目の色が変わった。「うるさい」針金のつなぎ目をもうひとねじり、締めつけた。
ナースは身をよじり耐えている。
「君もだよ、私のためにしっかりと患者になってくれたまえ」
ナースは廊下にいた女の子を連れてきた
ドクターは「さあ、彼だよ」と、後ろに立って肩に手を置く。
そして、患者着を脱がせた。パンツ一枚の姿。
小さな体に、つんととがった小さな胸が現れる。それをドクターが包みこんで撫でた。
「子どもに、なんてことをするんです」
「誤解だ、そんな子どもじゃない。君のために自分でここに来てくれているんですよ」
女の子はだまっている。
「はっきり言ってやりなさい。おまえにも矯正が必要なのか」胸をつねる。
それでやっとうなずいた。
「しかし、信じられません」
「この子もかわいそうなんだよ。幼児の、一番大切な時期から何年も栄養失調のまま、親にほっておかれたんだ。だから大きく成長できなかった、君と同じだ。そう言ったら彼女は来ると言ってくれたんだよ」
またうなずく。とろんとした厚ぼったい目、遠くを見つめるような目をしている。
俺も久しぶりに昔のころを思い出した。 「確かに俺も飢えていた。 空腹感が消える程、食べることがひとつの夢でした」
「では、検査を始めましょう」ドクターが女の背中を押す。
「でも」おれはまだこのドクターが信用できなかった。
「おや、この子ではだめなのですか」イラついた顔を見せる。
「そんなことはない。俺が治るためでしょう」
「そう、いい患者だ。ずっとそうあってください」女の尻を持って、ベッドに上がらせた。
女はベッドに這い上がると、俺の患者着の前を開けた。
裸になった体に手を回して体を寄せてくる。
ドクターは俺の下半身を観察していたが、「私は研究室に帰っていましょう」そう言って、ナースを引き連れると出ていった。
「さっきの話に間違いありませんか」やさしくたずねた。
少女は指を二本立てる。
≪この子が二十歳だって? 発育不全としても、本当だろうか≫
「君も大変だったんですね」 遠くから見られているような気もする。検査といったのだ。どこに目があるかはわからなかった。
でも、俺の胴に回してくる女の腕に意識は集中していった。
この女自体が記録装置になっているのかもしれない。
「どうして俺のところに来る気になったんです。本当に無理強いされてませんか」
女は俺の胸の上でうなずいて、股間に手を下ろしてきた。しかし俺のものは大きくはならない。
それでもさわっていてくれた。俺のやわらかいものをゆっくりしごきながら、「母はほとんど家にいませんでした。夜の間、母は働きに出ていました。そして好きな相手が見つかるごとにしばらく帰ってきませんでした」
「ご飯はどうしたの」
「冷蔵庫や棚に食べるものがある間はそれを食べていました」
ぽつぽつしゃべり始めた。


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