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月の裏側
【調教 官能小説】

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手錠-2

美月は、20年前の目黒の夜の話を祐にした。
自分の嗜好のはじまりを知って欲しかったからだ。ただ、あの時の相手を恋しいと思ったことはないと伝えた。

しかし、祐は、静かに嫉妬をしていた。
普段もそういった感情を出さない。
出さないが、美月の体に嫉妬をぶつけてくる時はあった。

目黒の話をした後の逢瀬で、祐は、乗馬鞭を手にしていた。
乗馬鞭とは、棒の先に小さな四角の革がついている。男性が手に持つと、それだけで相手を従わせる雰囲気となる。

乗馬鞭を手にした祐を見た美月は、体のバランスを崩していた。
祐は、鞭で美月の体を執拗に触った。
あの夜を上書きするかのように、それはもう執拗としか言いようがなかった。

美月は、声を上げ、全身で感じ、絶頂を迎えた。
美月の中にあったマスターは、消え、祐が美月のマスターとなった瞬間だった。

そして、尻を叩かれた。
マスターである祐の鞭は、痛みであり痛みでなかった。叩かれる度に、ヴァギナからは蜜が溢れ、溢れる音がした。

腰をつかみ、祐のペニスが挿入される。
太くて固い。
美月が絶頂を迎えても、ぺニスは、奥をついてくる。いってもいっても止まることはなかった。
意識が飛んで、はじめて許される。

祐のペニスは、美月をめちゃくちゃにしていた。


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