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月の裏側
【調教 官能小説】

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理由-1

ある夜、祐と美月は電話で話していた。
逢瀬の日は、まだ遠いが、美月のクリトリスは、毎日震えていた。

話す度に、ペニス以外でいくことはないと言われた。乳首もクリトリスも二度といく日は、来ないと念を押された。
その度に、美月の脳は軽い絶頂を迎えた。
愛する人に体を管理され、快楽や絶頂を制限される日々が、これほど愛おしいものだとは知らなかった。

制限されればされるほど、体は火照り、クリトリスで絶頂を迎えたいと願った。
どれだけ願っても、祐がクリトリスをいかせることはあり得なかった。
身をよじり願っても絶対に叶わない事実を分かりつつ、毎晩のように美月は、ねだった。
祐に冷たく却下されると管理されている自分の立場が身に染みて、幸福を感じた。

しかし、その夜は、魔が刺した。
話しながら、美月は、クリトリスを触っていた。
指がとまらない。
祐も気づいたが、美月は、我を失っていた。

感じる声を祐に聞かせながら、言い訳のしようがない痴態を晒した。
自慰をしたのだ。祐の前で。

祐は、怒っていた。
美月が、まるで自分のもののように勝手な行動を取ったからだ。

我に返った美月は、震えた。


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