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月の裏側
【調教 官能小説】

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初夏-3

それなりに経験があった。
間違いなく、祐よりも遥かに経験があるはずだった。どこかで祐のことを子ども扱いしていた。

でも、それは間違いだった。
祐のペニスが挿入された時、立場は逆転していた。声にならない声がでた。
今まで気持ちよくなくても、気持ちいいふりをしてきた。祐のペニスを受け入れた今、そんな演技ができる状況ではなかった。

祐は、美月の腰を持ち、挿入し続けた。
パンパンと言う音が響く。
美月の声も同じリズムで追っていく。
ただの正常位だ。ただの挿入だ。
今まで何度もされてきた行為だ。

でも違った。はじめて挿入した祐のペニスは、
元々は、美月のヴァギナと一つだったのではないかと思うくらい、一体感があった。
奥を突かれるたび、ヴァギナからは蜜が溢れた。
祐の動きは、全く止まらない。
これほど、長く突かれたことはなかった。
徐々に頭が真っ白になり、美月は絶頂を迎えた。
はじめてのことだった。

祐は、それからも止まらなかった。
絶倫という言葉でしか表せないと美月は思った。
果てたと思っていると、またすぐに求めてくる。

何度も何度も美月は、絶頂を迎えた。
そして何回目かのとき、祐の腕の中で眠っていた。恐らく10分くらいだろう。気絶なのか眠りに落ちたのかの判別もつかなかった。

人と一緒に眠るのが苦手な美月が、はじめて抱かれた一回りも下の男性の腕の中で、無防備な姿を晒していた。
そんな自分に美月本人が一番驚いていた。


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