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白い悪魔
【ファンタジー 官能小説】

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白い悪魔-7

次の日の朝遅く。イライラする僕の前に。メイドが帰ってきました。見た目は同じなのですが。なんだか妙にやつれて感じます。
「どうした」
「なんでもありません」
「すべてを言うんだ」
しぶしぶメイドは話しました。
パーティーとは。ドラッグとセックスの大きなパーティーでした。
何十人もの客の前で服を脱いで踊らされました。
足を開いた兄のメイドは、だれとでも抱き合いました。
ドラッグに浸る若者たちに限界があるようには見えません、ひとりが済むと、次のひとりへと手を伸ばします。
僕のメイドはそれを嫌がりました、僕が彼女の処女を守っていることを知っていたからです。
「言うことが聞けないのか」兄が殴り飛ばします。
そしてうつむきで、サイドワゴンに手足を広げて縛り付けられた僕のメイドは、抱き合うのではなく、ただの排泄の道具としてみんなの間をころがされました。
ドラッグを吸わされ、穴という穴を犯され、流し込まれます。
白い肌、白銀の髪が白濁したものにまみれていきました。
「きたないわねぇ」 女にどくづかれます。
どうしようもなくなると、シャワーの水で流された後に、また使われ、最後はトイレにおかれました。
酒に酔いドラッグでハイになった男も女も、そこに排泄をします。
それが朝まで続いたのです。
「もういい、行け」メイドを下がらせました。
「よくも僕のメイドを汚したな」兄に文句を言います。
「うるさい」兄に殴られました。
昔、事故にあった時の記憶。それがフラッシュバックしてきます。
――見上げると、白い素足に白く輝くシルクのショーツ。スカートの大きなひだの間から白銀の光の波が髪となって広がる、アイスドールの姿――
ただその胸元だけがみにくく破られています。暴力が横行していた時代です
汚れた美しいものほど気に障るものはありませんでした。
そんなことをした者も許せませんでした。
「何をぼっとしている」もう一度と、兄が手を振り上げます。
記憶が巻き戻ってきました。今まで思い出せなかったその一瞬前の数秒です。
――アイスドールの追いかける前にいたのは、兄でした。
「やあ」手を上げた途端に突き飛ばされました。――
≪よくも≫ 兄の首に手を掛けますが、締めようと思ってもしょせん片手です。軽く払われてしまいました。
「なんだ、あの育て方は? 俺が恥をかいたぞ。使い物にならなかったじゃないか」逆に怒鳴りつけられます。
「まあ、レイプ気分は味わえたけどな」首を締められかけたことなど気にもかけず出て行きました。
≪こんなことを許しておいてやるものか≫ 僕はメイドに外に出るように命令しました。
「外は私の範疇ではございません。どうしてもとおっしゃるのなら、別の供物が必要になります。 あなたの未来ではどう。あなたの子をすべていただくわ」
メイドは僕を押さえ付けると、「どこがいいです。口か子宮か尻か」僕の物をにぎって言います。
「いやだお前に触りたくない」
「こんなに汚れてしまったから?」
「違うのは分かってるだろう」抱きしめようとしますが、できません。
メイドはかわいいおしりを振りながら、「面白い子ね。それで何をして欲しいの」
「僕は美しいものを汚す奴は大嫌いだ。そんな奴らをいなくしてくれ」頼みました。
「一番汚いやつは、兄だ。僕が守ってきたおまえを無茶苦茶にした兄は許せない」
それで、メイドは兄を消しました。体を残しておくと兄のメイドに修復されてしまいます。
行方不明で処理してあります。逃げ回らなくてはならないほどいろいろしてきた兄です。警察も不思議には思いませんでした。
兄のメイドはそのことをまだ知りません―――――


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