藁の匂いに惹かれて第2話-11
やがてティファの胸から腹まで下がったウィンセントの顔が黒いショーツに包まれた下腹部に到達する。
ここに来る前にわざわざ履き替えた黒い生地のレースのショーツ。
そこは既に熱を帯び、滲み出した蜜のせいかうっすらと濡れてきている。
ウィンセントの鼻腔には生暖かいティファの香りが漂ってくる。
「 !!・・・・あんっ」
ウィンセントが口を広げてティファの下腹部にショーツごと顔を押しつけるや、ティファは身体を身震いさせてのけぞった。
ウィンセントの舌が蜜によって濡れ始めていたショーツに這わされ、
まるで別の生き物のように変幻自在に動き回り、
舌の動きに合わせて擦れるショーツの生地が茂みの奥の襞を刺激する。
気づけば生暖かい蜜はとめどなく溢れ、ウィンセントはそれを舌ですくって飲み干していく格好になった。
――――――――ピチャ、ピチャ・・・・ンチャ、ピチャ
「ぁぁぁぁ・・・・ん」
「ティファ・・・・」
いつしかティファは仰け反りつつも、
両手を下腹部におろしウィンセントの黒髪を掴んでいた。
無言のままで舌を遊ばせるウィンセントにより一層の愛撫をねだるかのように。
ウィンセントも言葉に現さぬままでもそれを察し、
自らの舌をティファの茂みの奥のより深い部分にまで推し進めていった。
―――――ピチャピチャ、ピチャ・・・・
「あ、そこを・・・もっとそこに・・・アアンッ!!」
「ティファ・・・・」
いつしか辺りには、ティファの蜜と汗の香りが濃厚に漂い始めていた――――