藁の匂いに惹かれて第1話-11
―――――――――――グチュ・・・グチュグチュ・・・・
『ア・・・あうっ・・・凄いっ、気持ちいいっ・・・!!!』
『・・・・・・・』
郵便配達人の喉がゴクリと鳴る。
垣間見た男女の情交と漂ってきた藁の臭いに、彼の意識は極度の興奮状態にあった。
―――――――ゴロゴロ・・・ビシャアアアン・・・・
「う、うわぁぁっ?!!!!」
前触れなしに廃屋近くに落ちた落雷。
一瞬辺りは真昼のように明るくなり、凄まじい音が響き渡る。
配達人は慌ててその場を駆け出し、自分のバイクのところまで戻ると手早くエンジンを作動させた。一刻も早く危険な場所から待避するために。
心の片隅で、先ほどの生々しい情事をもっと見たかったという一抹の後悔を引きずりつつ――――――――――――
―――――室内が一瞬明るくなり、数秒後には先ほどと同じ薄暗い状態に戻る。
そんなことには関係なく、ティファの中を満たしている固い肉棒は休むことなく上下に動き続けている。
その肉棒のカリがティファの膣襞の敏感な部位を擦りあげる度に、彼女のピンク色の唇が開いて矯声がこぼれ出した。
「やんっ、そこっ・・・・・またぁ・・・ 」
「また、いきそうか・・・・?」
「も、もう駄目ぇぇ、これ以上はぁぁっ・・・・また・・・あああっっ・・・!!!」
ウィンセントの締まった肉体に抱きすくめられながら、ティファの白い裸体が激しく震え黒髪が乱れる。
今日何度目かになろうかという絶頂の到来を告げていた。