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母体の神秘
【熟女/人妻 官能小説】

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母体の神秘10-3

『うぅぅ、うぅぅ・・智美〜』

『あん、あん・・・』


(・・・・・)


動画の中でママと竹太郎さんが裸になって

ベッドに寄り添う姿勢で、TVに映った何かの映像を観ていた。


(これって・・・)


映像の中のTVに映った画面だったので

目を凝らしてもクリアには見えなかったのだが

どうも男女の性行為の動画らしかった。

そしてその性行為動画から聞こえてくる声には聞き覚えがあった。


(パパ・・・!?)


そう、俺が今観てる映像の中で、ママと竹太郎さんは

なんと俺のパパとママの夫婦生活の動画を観賞しているのだった。

既に一戦交えて汗だくになり、仲良さげに肌と肌をくっ付け合っている竹太郎さんとママが

恐らく隠し撮りしたのであろう、その動画を無言で眺めている。


『智美!智美!! うぅぅ・・・いいよ! イク!!』

『あぁん、あぁん・・・』


やがてパパが絶頂を迎える声が聞こえたのだが

それに比べてママは何というか・・・

性的な愉悦はおろか、まるで感じてすらいない様な冷めきった声を出していたのだった。

それも業務的に喘ぎ声を作っているみたいな印象だ。

その動画を眺める竹太郎さんの顔は

薄々分かっていた勝利を、直接目にして完全に勝ち誇っている得意げな表情だった。

その隣にくっ付いているママは、パパとの夫婦生活の記録を見る時は

感情が全く籠らない、すごく退屈な映画でも観てるみたいな表情をしていたが

時折、隣りにいる竹太郎さんの顔を見上げる時には瞳に熱を帯びた、

妖艶な雌の面持ちになるのを俺は見逃さなかった。


「ぷっ・・・小っちゃ!」

俺のパパの肉棒サイズを嘲笑する竹太郎さんの言葉に

「竹さんのが、すごく大きいのよ・・」

と、パパへのフォローに出たママだったが

「でもアレ明らかに平均以下だぜ? ククク・・・そりゃあ智美も無感情になる訳だ!」

「・・・・」


竹太郎さんの更なる揶揄いに、それ以上何も言い返さなくなったのだった。

俺は何故か自分のプライドまで傷つけられたように胸がズキズキ痛み始めたが

それ以上に竹太郎さんがパパより優秀な雄であり、ママを寝取った現実を突きつけられて

俺の体中を巡る、得も言われない背徳感が上回り

息が詰まりそうになって一旦大きく深呼吸をするのだった。




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