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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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「ふうふ」-3


 ニヤニヤ笑う琴美の口、はい、とかわいい声で返事する柚希ちゃんの「い」の形で開いた口、かすかにうなずきながらも指先の動きを止めない麻衣ちゃんのしどけなく開いた口。その三つの口が、琴美の、せーの、に合わせてすぅぅ、と息を吸い、ワンテンポおいて、はああああ、と、至近距離から俺の顔に息を吐きかける。唾液で湿った、琴美と柚希ちゃんと麻衣ちゃんの息臭が混じった匂いが仮想空間の臭気濃度を極限まで上昇させる。むわああっ、と、むせかえるような強い息臭が鼻腔内で排他的に充満する。ツン、と刺激的で、酸っぱさのスパイスが混じった、それでいて甘美なほど甘い、彼女じゃないのに生々しく嗅がせてくれている女の子の恥ずかしい息臭。体温を感じるような生温かい匂いと、琴美と柚希ちゃんと麻衣ちゃんが俺に見せつけている、彼氏じゃない男には絶対に見せたくない裸のおっぱい。背中からお尻にかけてぎゅうう、と締め付ける感触が訪れる。琴美が裸の乳首を彼氏に愛撫されながらセックスして嗅がれている息臭、柚希ちゃんが彼氏といちゃいちゃしながら何度もキスをするたびに彼氏が嗅いでいる息臭、まだ誰ともキスもセックスもしたことのない麻衣ちゃんが俺の妄想の中で痴態を見せながらリビドーの現れとして嗅がれているあえぎ声の息臭。
 背中がびくん、びくん、と波打ち、手のひらの中で上下に暴れる陰茎の先端から、かなり薄いけど思ったよりも多く射精する。一回目の射精でティッシュに染み込んでいた精液と混じり合って立ち込めるスペルミン分解物の匂いが仮想空間のオナペットの息臭をかき消す。
 さすがにゆっくりと萎びていくおちんちんから手を離し、ぐったりとゲーミングチェアにもたれかかる。妄想から覚め、デスクの照明とモニターのバックライトに照らされた右側の壁の、しのちゃんのスナップと「お守り」が視界にぼんやりと浮かぶ。なんで「こいびと」のしのちゃんがいるのにそれ以外の女の子でオナニーするのやめられないんだ。まあ、結婚していたり彼女がいたりしても風俗に通ったりする男もいるわけだから不思議なことでもないんだろうけど。あれかな、セックスの有無って多少影響するのかな。しのちゃんとセックスできるようになったら、他の女の子で射精したくなるようなことはなくなるんだろうか。それとも匂いフェチでいる限りずっとこうなのかな。
 さすがに今日のこのオナニーは、こないだ電車の中で綾菜ちゃんから食らわされた小学6年生の息臭攻撃によって奮い立たされた意馬心猿が誘発したもので、だから妄想もいつも以上に変態的になっていた。まあ、身近な女の子をオナペットにしたときの妄想の内容なんてとてもじゃないけれど本人にはいえないものだけど、それにしても今日のは度を過ぎていたような気がする。眼の前でオナニーを見せつけた琴美はともかく、麻衣ちゃんのオナニー姿なんて処女厨の妄想そのものだ。なんていうか、「こいびと」がいる男としてのもう少し良質な射精はできないもんか。


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