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ノラ猫 
【ファンタジー 官能小説】

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ノラ猫-6

〇おれは、シュウには近づかないように気をつけました。
そんなときに逃げ込むのは、屋根裏の物置でした。
たくさんのものが詰まっていて、奥には大きなタンスが置いてあります。その裏側には少しだけ隙間があって、おれは時々ひとりで滑り込んで空想を楽しんでいました。
そうしていると、足音がします。
「来い」押し殺したシュウの声でした。
おれは思わず飛び出しそうになるのをがまんして隠れていました。
部屋の中ほどの床に人のたおれる音がします。
おれはゆっくり体勢を入れ替えてのぞきました。
たおれているのはマルでした。シュウはだきついて、体中に触っています。
「ほら舐めろよ」顔の上に腰を持って行っています。
よく見えませんが、マルは顔を横に向けていやがっているようです。
「もう時間がねえんだ。さっさと脱げ」その言葉にもじっと動かないマルにこぶしを見せて、「これをもらってからの方がいいのか。それでもいいぜ」
いやいや脱ぎ始めます。
この施設では、女子はみんな青みがかった灰色のワンピースを着ています。
それをぬぐと、あとは白いブラジャーと綿のパンツしかはいていません。
ブラをはぎ取ると、あらわれた胸につかみかかって、顔をうずめます。
「すぐに気持ちよくしてやっからな」
「ミヤがいるでしょ」
「あいつなんか関係ねえ。おまえほど乳もでかくねえからな」心地よさそうに揉んでいます。
「いいなあ」
股をさぐり、パンツを脱がせると、自分もズボンを脱いでのしかかっていきました。
マルが大きくうめきました。
規則的にシュウの尻だけが動いています。
「いいぞ、いいぞ‥」
マルは恐ろしさに声も出ないようで、じっと耐えているようでした。
おれは股間をぎゅっと握ります。タンス越しにもう少し背伸びして見ます。
シュウが前のめりになって胸に顔をうずめると、マルが見えなくなってしまいました。
そのあとマルがうつぶせになって逃げています。
シュウはひらいた足のあいだに入ると、後ろから、さらに突き入れています。
マルが小さい悲鳴を上げるのを聞くと、腰を浮かせて、速度を速めます。
マルが力尽きたように腰を落としました。
シュウも終わったのでしょう。マルの尻をたたいてから立ち上がります。
「またしてやっからな、楽しみにしてろ」 
≪おれもしてみたいなあ‥≫ 股間を握ります。なのに、おれの『悪魔の棒』は小さいままでした。 
遠くに昼を知らせる教会の鐘の音が聞こえてきました。
室長は慌てて降りていきます。昼食の指示の為です。
おれも戻らないとまずいことになります。マルがあまりにも動かないので、そっとタンスの陰から出て行きました。
覗き込みます。生きていました。
「災難だったな。相手が悪いよな」
「みんなには黙ってて」横向きに丸くなったマルがつぶやくように言います。
「わかった」仕方なくそう言っておきました。
子どもにしては膨らんだ白い乳房の一部が見えます。鋭角に尖った乳首はまだピンク色をのこしています。 そして、尻の穴と、白いものが垂れる割れ目までがまる見えになっていました。
≪これが女の子のアソコか≫ もっとのぞきこんで、≪ここをシュウにさわられてたんだな≫ 触ってみたくなるのを我慢しました。
≪あと二年の我慢だ。そうすればシュウはここから卒業だよ≫ でもこの子にそんなことは言えません。おれだって、一日でも嫌でした。
「こんな格好でいちゃだめだ」ほっていくわけにもいかないので、服を着せようとパンツを拾いました。
「あんた、何してんのよ」マルを探しに来たミヤです。駆け寄るとおれを突き飛ばしてマルを抱えます。
おれは逃げ出しました。そして裏庭の茂みに隠れました。


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