投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『XXX Friend』
【女性向け 官能小説】

『XXX Friend』の最初へ 『XXX Friend』 7 『XXX Friend』 9 『XXX Friend』の最後へ

『XXX ILLUSION』-3

「ねぇっ、コレ違うの……んっ」
指できゆっと胸をつままれ、思わず声をもらす。
「何が違うんだよ。誰につけてもらったんだよ」
「…………」
黙った私に苛立ったように、激しく胸を揉みしだく。
その間も首など体のあちこちに口をつける。
ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ…………
「跡ばっかりつけて、やらしい体だな」
俊樹にいじられて、肌はピンク色に染まっていた。
そして、あちこちに小さな、俊樹の口づけの残り。
「違ぅ、んっ……」
顔も上気しているのがわかる。目の縁の涙が溢れ落ちそうだった。
「何が違うんだよ。こんなにココ立たせて」
そう言って、俊樹は胸に口をつけた。
ぬめっとした感触がまとわりつく。
俊樹は片方を舌で念入りに転がし、もう片方はつまんで、軽くひっかく。
「お願い。もうやめてっ……ねぇっ」
「こんないやらしい体、目の前にしてヤメるわけないだろ。ほら、足開けよ」
「ちょっ…本当にっもうやめてってばっ!」
俊樹の手から逃げ出そうと、身をよじるが、力の強い大きな手からは逃げられず、ますます俊樹を興奮させるだけだった。
膝を割って、俊樹が体を滑りこませてくる。
柔らかい太股の内側をなでられる。
「こんなにピンク色に染めて反応して、コッチはどうなってんだよ」
太股に置いた手をそのままスライドさせて、下着の上からなぞる。
膝を閉じようとするけど、俊樹の体を挟むだけだった。
「……ぐしょぐしょじゃねぇ?下着の上からでもわかるぜ。染みてるなぁ」
「……やめて、言わないで」
涙が頬を伝う。
「言うなって本当のコトだしなぁ……わかってんだろ?」
下着をひっぱって、食い込ませる。
思わず、ビクっと反応してしまう。
「息、荒いぜ」
下着を食い込ませたまま、押し付けるように触る。
「っ…………」
唇をきゅっと結んで耐える。
「溢れてんじゃん。もうこんな布、意味ねーよな」
無理矢理下着をはぎとられる。
「糸ひいてんじゃん。すっげぇ濡れてる」
くちゅくちゅ。
溢れた液を指に絡め、赤い突起に擦りつける。私は思わず腰を浮かす。
「自分から腰押し付けて……淫乱。ココにどれくらい男のをくわえこんだんだよ」
「んっ……そ、そんなんじゃな…い」
「体に聞きゃわかるよな」
俊樹が腰を掴む。私は逃れようとするが、自分のを取り出した俊樹は一気に突っ込んできた。
「ぁっ……ん……」
ぬるっと擦れる感触に私は酔う。
「気持ちいいんだろ?我慢すんなよ。もっと気持ちよくなっていいんだぜ」
耳元で俊樹が囁く。
俊樹が動く度に快感が私を襲う。
「ん……ふ…」
息がもれる。
ソレを感じたのか俊樹がまた囁く。
「いくぜ」
今までより激しい動きに私は限界だった。
「っ…………!」
「……奈々っ!」
私の上で俊樹が大きな息をしている。私も息が乱れている。
俊樹はゆっくりと私の上から退くと、軽く身支度を整えて、私の手を縛っていたのをほどいた。
「……ごめん。……俺、奈々と付き合うってコトになってマジ嬉しかった。だけど、いつだって不安で……ごめん」
「…………」
「……シャワー勝手に使っていいから。俺、隣の部屋にいるから」
俊樹が出ていった後、私は自分のしたコトを考え、俊樹の優しかったコトとか、考えていた……。

朝、小さな台所にコーヒーの香りが漂う。
部屋から俊樹が出てきて、驚いて立ち止まる。
私も眠れなかったように、俊樹も寝てないのだろう。
疲れた顔をしていた。
「おはよう」
「……奈々、どうして……」
「帰らなかったの。……勝手に台所使っちゃった」
マグに半分づつコーヒーを注ぐ私の腕をつかんで、自分の方を向かせる。
「どうしてだよっ……俺、あんな無理矢理……ひどいことしたんだぜ?どうして……?」
私はまた台所の方をむいて、今度はマグに温かい牛乳を注ぐ。
「はい、カフェオレ。私……俊樹が優しいから、ずっとそれに甘えてて、ひどいコトしてたから……おあいこじゃない?」
「奈々……」
「でも、もう昨日みたいなのはイヤだからね?」
マグを両手で支えて飲む。
柔らかい味がした。
俊樹は受け取ったマグを机に置くと、そっと私の頭を抱き締めた。
「もう絶対にあんなことしないから、約束する」
「うん……」
私も自分のマグを机に置いて、俊樹の背中に手を回した。
俊樹はしっかりと抱き締めてくれる。
これでいいんだ。これで……。
そう自分に言い聞かせながら、朝の光がひどく眩しくて、カフェオレの香りがひどく優しくて、まるで場違いな幻想を見ているような気がした。
愛の幻想……。


『XXX Friend』の最初へ 『XXX Friend』 7 『XXX Friend』 9 『XXX Friend』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前