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花狂い
【OL/お姉さん 官能小説】

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行き倒れ-1

慌ただしっかった年末年始が終わり一息つき 公園の桜は葉を落としすっかり
裸の枝を見ながら高島は車を店に走らせていた

直進道路を後信号2つで高島が止める駐車場と漫然と前を見ていると、
前方で白いコートを脱ぐ姿が見え、車で横を通った時 コートが道に置かれ、
娘が困った顔をしている、高島はハザードを付け娘に近寄った

見るとコートは老婆に掛けられていた聞くと前を歩いていて突然倒れたと 
慌てて今コートを掛け救急を呼ぼうとしたら 携帯を忘れていてパニックに
成って 高島は携帯で救急を呼び店に少し遅れると連絡を入れた 
娘を見ると長い髪を後ろで束ねスーツから長い足が見える

程なく救急が老婆をストレッチャーに乗せ娘が同乗し高島は店へ赴いた 
何時も通りに営業が始まり人事がファイルを高島に持ってきて

6階のパートが今日から来ると 年末年始恵一人に成った6階の部署を
高島始め6階の他部署や5階7階の人員を やりくりして乗り切った
時期的に集め辛い時期でも在り まして繁忙期に教育等不可能な事も有り 
履歴書を見ると

一人は東条史子 主婦 林瑞穂 大学4年と書いてあった
林の顔を見て朝の女の娘に似てるなと思いながら担当者を見ると
東条さんはもう着替えが終わって下に居るんですが林さん連絡無いんですよ 
携帯に電話しても留守電なんですよねと困った顔をした 

高島は東条を6階に案内するよう担当者に頼み林の履歴書を見つめ
人事から内線が入り今 林から連絡が有り 昼前に入れると連絡が入ったが
どうしますかと尋ねられた 

高島は出勤したら話を聞こうと伝え6階に赴いた
恵が東条に売り場の説明を行っていた 

高島を見ると頭を下げ東条を紹介する恵にもう一人午後から来るからと伝え
7階に呼ばれ山辺の許へ向かった 

ギャラリーに田処と白壁が山辺と話をしていた 
高島は二人に近寄り年末の件でお世話に成りましたと礼を述べ 
白壁が口を開いた

「儂も参加出来ないかな?」

「鈴江と やってる時」 山辺と顔を見合せ 山辺が考え白壁に尋ねた  

「顔見せて大丈夫ですか?」

「いや顔は見られたくない」白壁が答え、

「それなら出来ない事有りませんけど 場所どうしましょう?」
田処さんの別荘だと光代さんも一緒に成りますし 田処が

「構わんよ儂も上で見てても」と言う白壁が

「駅前のホテルのスウィートは?」と言って来た
次週そこで実行することで話しが決まり
山辺は田処に明日奥様と別荘ですがと言うと 

今夜から出張と言うことで向こうに行ってると
楽しそうに白壁とギャラリーを後にした 

林が来たと人事から連絡が有り事務所に赴く 座って居る娘の前に座り
林が下げていた頭を上げ 高島を見てあっと声を抑えた 

高島は微笑みお婆さんはと聞くと病院で気が付き家族が来て
自分は店に来たと時間に遅れて済みませんと頭を下げた
高島は人事の担当者に着替えて恵に引き継ぐよう話した 

担当者が言いかけた時高島は朝の話をすると顔を綻ばせ林さん
此方へと更衣室に消えて行った

高島は住まいを探し始める為 地元の不動産屋に声を掛け
時間が有る時は物件を回り始め並行して家の売却も進めて居た


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