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花狂い
【OL/お姉さん 官能小説】

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プロローグ-1

総務部長の板垣の 音頭で始まった 高島 修司の歓迎会も中盤になり 思い思いのグループが でき始め
年配の 女将が宴席に 入って来た、 総務の板垣が赤ら顔で女将にご苦労さんと 声を掛け
今日から 内の店に 配属に成った課長の高島君だ 女将宜しく頼むね  高島も連られて 会釈をした
女将は 徳利を高島の猪口に注いだ 地元の酒と聞いたが 少し辛口の酒が 喉を通過していく
板垣と女将が 会話しているのを ぼんやり聞いていると 女将が高島に 話しかけてきた

「お子様は ?」

「今年 中学生に成ります」

「お一人ですか?」

「下に 女の子 五年生に成ります」

「ご家族で いらっしゃったのですか ?」

「中学が 私立なので 私一人の赴任です」

「大変ですね こちらは 食事も夜 お出ししてますので 是非とも おいで下さい」

「ありがとうございます」

女将が 高島の猪口に酒を注ぎ 板垣に膝を変え 酒を注いだ

「板垣が 桜も見ごろを 向かえたな」 と呟いた

女将が 釣られて  

「山が笑う季節に この辺りでは 花の精が 取りつくと言われてます」

「男さんには 女 女子さんには 男が取りつくと」

「悪さは しません ただ」

「ただ?」 板垣が聞き返す
 
「ただ 男女の営みが 強くなるみたいです」

板垣が 私も年か最近弱くなって 取りついてもらいたいなと 笑いながら酒を飲み干した

 二次会を終え タクシーをマンション近くの公園の前で止めてもらい 下車した 
酔いを醒ましたいのと 桜が公園内で満開なのを 昼に見て 五分程歩いて見ようと酔った頭で考えた
公園は 二十段程の階段を上がった処に有る 公園を抜けた先に有るマンションの二階に 借りた部屋が有り
赴任して三日目 荷物の整理 仕事の引継ぎと 慌ただしく過ぎて行った 毎日公園の 傍らを通りながら
桜を ゆっくり 眺めたいと 思っていたのが タクシーを 止め 歩き出した原因かもしれない
 階段を ゆっくり上がっていくとフェンスに 囲まれた公園が現れる 薄い靄の懸かる中 街灯が 滲んだオレンジ色を
満開の桜に 投げかけている 若葉の匂いが鼻をつく中を 公園の中ほどまで 歩き 靄の中の桜を楽しんだ
街灯を 靄がかき消すように濃く成り始めた 若葉の匂いも風に運ばれ 高島を包み込む
 うふふ 耳元に女性の 媚を 帯びた声が 
高島は 思わず後ろを 振り返った 誰も居ない 公園の中央で濃い若葉の匂いを 靄が高島の体に まとわりつく
桜の木が 濃い靄に 覆われ街灯の明かりも 小さなオレンジ色で 存在を表している
 うふふ 再度媚を帯びた 女性の声を 濃い靄とともに 高島を包み込む
胸を 二本の指先で なぞられ 背中に弾力の有る乳房を感じる 指が高島の陰茎に 優しく触れた
強く弱く 高島の固く成り始めた陰茎を 握りしめる 鬼頭の先を 指先がなぞり カリをなぞる 陰茎をゆっくりと上下に 揉みしだかれ
思わず 声を出して しまった
背中に感じた 乳房がゆっくりと 前に回ってくる 体からは 離れずに 高島の胸に 固い張りの有る乳房が押し付けられた
陰茎に 柔らかな陰毛を感じる 太腿に二本の足が絡みつくのを 感じた時 分身が一度に膨張した
 靄はさらに濃く成り 高島を覆う 頭上から靄が二つに割れ体を包み込むように 纏わり始める
まるで 自身がペニスとなり 靄の女陰に入るかの様な錯覚を覚える 
ウフ かすかに 聞こえる 初めて触れる者同士の時の 声 期待と不安 次に来る快感を待つ時の声
体を包む気配が上下に強く動き始める 止まらない 上下の動きが 速くなる 強い息使いと時折 声にならない悲鳴が混じる
自身が ペニスと成っていた 逝かせる心の中で 言い聞かせる 耐える 射精が近い 耐える 体を覆う靄が強く包む
上下の動きが 早くなり 耳元で大きな悲鳴を聞いたとき 腰から陰茎に電流のように 一度に噴き出す 二度三度 
 静かな 公園の中央 今のは 我に返り周りを見ても 誰も居ない静かに 桜が街灯の明かりの下で咲き誇っていた
夢かな 下着の中には 自身の出した物で濡れていた


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