投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

花狂い
【OL/お姉さん 官能小説】

花狂いの最初へ 花狂い 36 花狂い 38 花狂いの最後へ

別れ-1

山辺がジョッキを置き、静かに語りだした、遥さん貴方アメリカに行って正解だよ、
遥が顔を上げ恵はジョッキを置いた、遥さんが日本に居てあの絵を
コンテストに出したとしよう、絵を品評するのは、家老さん達だ、家老さん達は、
遥さんの絵を見て驚くそして危機感を抱く、自分の席が奪われると思って

そうしたらどうすると思う、遥が首をかしげ、御用マスコミ達を呼ぶんだ、
彼らも絵を見てるから、実物見たら、それなりの評価をすると思う

ご家老たちは、写真を出すんだ、遥さんの絵を写真に撮ってな、
絵なんて写真にしたら、魂抜けるんだよね、そしてご家老は、言うんだ、

これを芸術だと出してくる心境が解らないとね、するとマスコミは、
遥さんに殺到するんだ、どんな心境で出したとか、
TVのワイドショー何かで取り上げられて 遥さんの家にTVの中継車が止まって、
あなたの過去が面白可笑しく取り上げられるんだ、
ネットで買った人にも取材が押し寄せて、3か月か半年後には、
貴方は、絵を止めていると思うよ、
そしてマスコミの人間は、必ず言うんだ、ペンは剣より強いってね、
私は、付け加えたい、だけど、金には弱いってね、

ジョッキを持ち乾杯と山辺の言葉に皆グラスを開けた、
遥がジャックに寄りかかり眠そうな表情をしている、
山辺がトイレと席を外し、戻ってくると

高島に目配せした、高島が恵を見て恵は、帰りましょうか、
と名残惜しそうに言った。ジャックが会計と言うと、
山辺が大丈夫と外に連れ出した、

ジャックは遥の小さな体を抱き上げ、皆でタクシー乗り場へ向かった
遥は眠そうな声でジャックに抱かれながら恵に別れを言いタクシーに乗り込んだ
山辺が明日とタクシーに乗り走り去り、

タクシーがドアを開け、恵に乗るよう促すと首を振り、
高島を乗せ恵は、タクシーのドアの前に立っていた
恵を見ると、目に涙を溜め課長お休みなさいと頭を下げ
運転手に走るよう促した、ドアが閉められ車が走り出す、
携帯がラインの通知を教え

 大好きな課長御免なさい、本当は、行きたかった、
でも行ったら別れられなく成るから、家に帰ります、
課長の事大好きです 一生忘れないと思います・・・
私課長の傍にずっと居たかった、
もっといっぱいエッチもしたかった、
今日も行きたかった、

バーベキューに行った時2階の手島君に付き合って欲しいって言われたの、
ずるいよね私、
まだ付き合って居ないけど返事もまだしてないけど、
駄目かもしれないけど課長と別れようと決めたんです 
御免なさい
本当に課長の事大好きでした、今日も抱かれたかった、
判ってください 

御免なさい 大好きな課長へ 恵

高島は、部屋に入りビールを空ける、一人の部屋で布団に入った


花狂いの最初へ 花狂い 36 花狂い 38 花狂いの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前