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代車
【OL/お姉さん 官能小説】

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渡部の提案-1

土曜の11時渡部は待ち合わせた喫茶店に腰を下ろしていた
ドアが開き薄緑の仕立ての良いスーツを来た田代京子が前に座った
京子は頭を下げ事故の事を詫び封筒を渡部の前に差し出した 
京子の車は修理に後一週間程かかるそうだ 

事故の時携帯を見ていて車がバウンドした弾みに床に落とし携帯に目を向けたため 
ぶつかってしまったとすまなそうに話す 
渡部が大丈夫ですからと封筒を戻すやり取りが繰り返し京子が折れた
京子がこのお金で美味しい物食べましょう渡部さん連れてって 

「美味しいお魚食べたいと」提案してきて 席を離れ車に乗り込んだ
京子がシートベルトを締めながら 

「縛られるみたい」と淫靡な光を帯びた目で呟いた 
海岸沿いの町に車を向け走らせ車中で京子は子供は中学に入ったばかり
今日は部活で合宿主人は会社経営で週末は何時もゴルフでいないと愚痴をこぼし 

「どうせ19番ホールが好きなの」と言い捨てた
漁港に着き 海鮮を二人で注文テーブルに運ばれてきた料理を京子は
嬉しそうに食べ始める食べながら私昔小さな劇団に居たのと話始めた

「だから小説読んでると 私作中の人物に成るの 
 この場面ではこんな表情顔の高さはこれ位とか 考えるのね 
 この間まで私に付き纏ってた子が離れると穴が開くのね心に」
寂しそうに呟いた 

「だからかな小説が好きに成って 今は小説の中が私の舞台なの」
と楽しそうに話しながらお茶を口に運び 淫靡な目を渡部に向けた
渡部は京子の目を優しく見ながら 

「今日はご予定は?」と聞くと夜までに家に帰れば良い 

「帰っても今日は一人」と寂しそうに答えた
渡部が提案した 

「今日は夕方まで 京子さん映画の主役演じてみますか? 
 私がサポートします メロドラマでも物語でもどうです?
 あのドアを出て夕方まで二人でごっこしましょう」 
京子の目に期待が光り 

「それでは簡単に筋書 京子さんは社長夫人ドアを開けて出た処に
 高利貸が現れ京子さんに詰め寄る ご主人は昨日から連絡が取れない 
 京子さんは箱入りで育てられたお嬢様育ちの奥様」
の設定で演じて見てください


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