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代車
【OL/お姉さん 官能小説】

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午後-1

午後の始業が 始まろうとしたとき 部屋へ 営業部部長の 片桐が入って来た 
「前田君今朝出社して 確認したら今月の会議スケジュール全て届いていた どうしたの?」
前田は 余計な事をしたと 言いたそうに 渡部をちらっと見ながら口を開こうとすると
片桐が 「助かる スケジュールが一目で解り見やすい 今まで週末にこちらから 確認して 返事待ちだったのが動きやすくなり 各課も スケジュール表を見ることで スムーズにできる 総務はこうでなければ」 
前田は 満面の笑みを浮かべ 
「営業のサポートが 総務の仕事ですからと」答えた
一日が終わり 退社時間となり 渡部はパソコンを閉じ帰り支度を始め お先にと席を離れ駐車場に向かう姿を見てまだ残っていた 社員達は 渡部の後ろ姿を見ながら こそこそと 今日の渡部の仕事ぶりを話始めていた

渡部は 市内の百貨店に 真っ直ぐ向かい 百貨店の駐車場に車を入れると 迷わず紳士小物売り場へ 財布と名刺入れを手に取りレジに すぐ使うから そのまま下さいと 現金を払った
(5万円何使うの どうなっているの)
そのまま エスカレーターで上の階へ 紳士靴売り場へ 向かい靴を 眺めていると 
奥の売り場で 男子社員と女子社員が 渡部を見ながら 話しているのが見え 
渡部の服装は 何時も仕事で着用するスーツだが ひじの部分は白くみすぼらしく映る
女子社員が 声を掛けてきた 


「お気に召したお履き物 ございましたか?」

低価格の 靴売り場へ それとなく 誘導しながら 話しかけてきた
渡部は 無視して 奥の方へと 進んで行き 高価格帯の 靴を眺めていると 
「お気に 召したの ございます?」 
店員が声を掛けてくる 
(これ 10万 高いな)

「この 靴見せて」 店員が スツールの前に持ってきた
足を入れ 鏡の前に立ち 靴は軽く足にフィットする 
鏡の中の渡部はくたびれた スーツと光る靴で まるでピエロの様な姿だった

「これ 良いね これの茶色有るかな?」

「ございます 今お持ち致します」 
店員は 奥に消え後を追うように男子店員も入って行くのを見ながら
靴を眺めていると 
「こちらに成ります」 店員がスツールの前に靴を置いた 
渡部は 足を入れ 立ち上がりながら 履き心地を 確かめ 

「さっきの 黒い靴 2足有るかな?」と店員に尋ね
女子社員は 首を少しかしげながら 

「はい 在庫ございますと」答え

「さっきの黒い靴 今履き替えるから それとこの茶色と黒三足をもらおうか」


「包装は 要らないから 袋に入れてくれるだけで 良いよ」

女子社員の黒く長い髪の中の小顔が 明るくなり ありがとうございますと答え 
身長は160位か 今風な顔立ち どこか日本的な 切れ長の目が印象的だった
(今月の給料より 高いよ)
財布からカードを出す これで
(俺のじゃ 無い)
店員は カードを 預かるとレジに消えた 暫くすると お待たせいたしました
女子社員と男子社員が 靴とカードの端末を持ってきて
こちら 暗唱番号を お願いします端末を差し出され
(えっ 番号知らない)
端末を 受け取ると 4桁の番号を押す 端末からレシートが吐きだされ
(????)
ありがとう ございます 男子店員は 前田に 一瞥を投げかけながら 
丁寧な言葉を使い カードを返してきた
奥へと 男子店員が消えると 女子社員は この度は ありがとうございますと 
頭を下げこちら 今お召しになる 靴ですと足元へ 靴を差し出した 
足を入れながら この靴 処分お願いできるかな?
脱いだ靴は 履いている時は靴 脱いだ今はゴミの様に 
売り場の明かりの下に置かれていた
女子社員が 微笑みながら はい かしこまりましたと答え 靴を売り場奥へ持っていった
女子社員が 二つの袋を抱えて 渡部の前に立ち 差し出しながら 
クリームとウエス 入れて有りますどうぞお使いくださいと言って来た 
受け取りながらありがとう今日は何時まで 良ければ飲まないと 軽く話しかけた
(ナンパするの 俺)
少し 間が 空き 8時に 終わります
前の 喫茶店で待ってる 袋を受け取りながら 渡部は言った
袋を持ち 紳士服売り場へと入って行くと 男子店員が駆け寄って来て
二階堂様 お久しぶりです 今日は? 
渡部の姿を 見ながら 怪訝な表情で語りかけてきた
(俺 渡部だけど)
少し 服が欲しくて 今日は時間無いから 改めて見てもらうけど
これ 今から 直すの時間 かかるかな 陳列している中の一着を 手に取り 訊ね
お召しに なって見てください 試着室に入り 身に着ける 
「少し太られた 様ですね」
(??)
「ズボンの丈 詰めれば 大丈夫かと」 店員が答え
渡部が 同じサイズグレーと 紺 有るかな? 問うと
ございますがと 店員は答えた

「三着 丈詰めだけで 閉店までに 間に合うかな? 名前入れなくて 良いから
あと シャツ三枚 用意して 今度 改めて 作りに来るから 今日は間に合わせで」

「畏まりました どうぞ こちらへ」 
売り場の奥の席に 誘導され
テーブルの上に 白いシャツが 持ってこられた 一枚を持ち試着室に入り合わせて見る
胸元が 少しきついが 大丈夫なのを 確認すると一度脱ぎ 店員に手渡して 今着たいから タグなどをはずす様頼み店員が 持ってきたのを 着用し ジャケットを羽織り 店内の小物売り場へと カフスとネクタイピン ベルトを選び
ネクタイを 三本程 選ぶと カウンター席に座る カウンターの上に 紅茶が置かれていた


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