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花狂い
【OL/お姉さん 官能小説】

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アクリル絵の具達-1

翌日仕事を終え遥のアパートへ向かった
部屋に入り描き終えた絵が積まれた隙間に座り 
本店で展示会を行って欲しいその時山辺も同行すると言うと遥は喜んだ
山辺が行く前に絵を選び60枚位運ぶと伝えると頷いた 
痩せた体にショートヘアで余り話さない遥だったが
今日は何か有ったのか悲しそうな目をしていた 
高島がお酒好きかと聞くと笑顔で

「課長焼き鳥行きましょうと」
上掛けを羽織り高島の手を引き近くの焼鳥屋に入った 
2杯目を飲み始めたころテーブルに頼んだものが並び始め
二人で食べビールを空け 遥は展示会で1年の生活費が出たと嬉しそうに話した

「・・あの子たち話してくれなくなったの」と寂しそうに呟いた 
高島は顔を上げ遥を見た
4杯目のビールを口に運び高島を見る遥の目に涙が浮かび 
高島がジョッキを置くと

「展示会終わって次の日何時もの様にカメラをセットしてキャンパスを
置いたら何も出来なくて その日はそのまま寝たんです」と涙をこぼした
高島は遥を見つめた 

「私子供の頃から絵を描いてたの 楽しい時も悲しい時も
 毎日描いていたの 高校に入って二年の時 
 仲良かった娘と一寸した事で行違ってその娘が皆で私を苛めて
 クラスの半分位が一緒に成って苛めらて 
 恵が何時もかばってくれてその時一度学校に二週間ぐらい行けなくて
 部屋でユーチューブ見て 外国の人が流し絵してるの見て綺麗と
 思って初めたんです キャンパスに向かって買って来た
 アクリル絵の具達が 私に使って呉れと騒ぐのを宥めながら順番に流して
 いたのが始まりで それから毎日アクリル達と話して作って
 カメラをセットするとあの子たち騒ぐの煩い位 
 順番に溶いて流して私はあの子達の言葉を聞いて作っていたんです
 展示会から帰って部屋に入ったら凄く静かで 
 次の日カメラセットして何時もの様にアクリルを並べたら話してくれなくて」
 
「帰ってから一枚も描いていないんです・・・・」
高島に涙を浮かべた目で話し 
二人追加で2杯を飲むとやや足元をおぼつかせ部屋へ戻った
部屋へ入り高島は1枚の絵を取り上げ濃い青いや紺に近い色をベースに
黄色が広がり赤い筋の絵に目が釘付けと成った

「それ駄目失敗作 恵と飲んだ時帰って描いた奴その絵は
 ナンバー入ってないの」
遥は高島から取り上げようとした 

「居酒屋でご馳走したからこれ欲しい」高島が言うと

「これ破こうと思った作品だから嫌」遥が頑なに断って来た 

高島は自分の部屋に飾りたいと何度も頼み込み受け取った
キャンパスの横に置いているアクリル絵の具を遥は取り上げ見つめながら

「もう描けないのかな・・・」と寂しそうに呟いた
高島が遥の横に座り抱き寄せ遥は高島の体に手を回し顔を胸に付け 
遥の体は高島が力を入れると折れそうな位華奢だった
体を起こし高島の膝に頭を乗せ上を向いた高島は遥の髪を撫で
部屋の中を静かに時が流れていた 遥が呟いた

「私この部屋で初めてしたの・・」 
高島が目を見ると遥は目を閉じ話し続け

「苛められてた時恵が学校に来い守るからって言って呉れて教室に入ったら 
 皆に見られて三時間目の休憩時間に苛めてた娘が友達連れて私の席に来たの 
 その娘が口開こうとした時」

「私の隣の男の子がつまんね事やってると大きな声で言ってくれたの」 

「その子にあんた関係無いでしょう?」苛めて来た子が言ったら

「4人も5人もでしか言えない女なんて誰も相手されないぞブスって
 大きな声で言ってくれたの」 

「その娘顔真っ赤にして席に戻ったわ恵飛んできたけど何も言わず席に戻ったの 
それから苛めも余りされなくなって声かけて呉れた彼とお付き合いしたの」

「この部屋親戚の叔父さんのアパートなの 
部屋部屋余ってるから使って良いと言われて高校3年の夏から
使い始めたの彼とは映画見たり遊園地行ったりしたけど手繋いだの
高校3年の夏かな泳ぎ行った帰り 彼の部屋でキスされたのが冬だったな
受験で余りデート出来なくて3月に彼をこの部屋に呼んだの 
あの頃この部屋綺麗だったよ彼と紅茶飲んで キスしてたら
裸にされて良いかなと思って許したの痛かった 
終わったら彼直ぐ帰って一人でこの部屋でぼーっとしてたの思い出すんだ
そも後二回したけど痛くて我慢したけど 
次の時彼に酷い事言って彼帰って行ってそれっきり遥の頬に涙が流れた
遥が目を開け高島を見て向こう行きませんと布団を指した
部屋の灯りを落とし遥は布団の上に横たわり
高島は裸に成り遥の服を脱がせ全裸にすると抱きしめ
遥の唇に合わせ舌を入れ遥の舌がおずおずと絡み始め
遥の薄い胸を手の平で優しく愛撫し乳首を転がしていると
遥の顔に赤みが射して来た 高島は遥の痩せた体を舌を使い全身愛撫した 
遥の顔が右左と動き呼吸を荒くして投げ出された手は握りしめられていた
膣に舌を這わせ開きかけた膣から微かな潤みが湧き出し始め 
舌で膣を蹂躙し腰が動き息を荒げ膣に鬼頭を合わせ遥を抱いた 
腰を前後させ膣の中を進め狭く押し戻そうとする膣に収め動きを止め
遥を抱きしめた 手の平で遥の胸を愛撫し舌を絡ませ
腰は遥に収めたまま動かさずに居ると膣が肉茎に絡み始め
腰を動かすと離れる 肉茎に膣が絡んだ時遥の口からため息が漏れ
腰が動き始めた 肉茎が遥の蠕動運動に包まれ
遥が悲鳴を上げ顔を左右に動かし高島に抱き着き腰を動かし始めた 
喘ぎと悲鳴が流れ膣の中に高島の物が撃ち込まれ
高島の体を持ち上げる様に体を反らし遥が声を上げ弛緩した 
高島は力を失うまで遥の中に留まった体を離すと遥の膣は閉じ
高島の物は流れてこなかった 
遥は深い眠りに付き上掛けを掛け遥に腕枕すると高島も眠りに付いた


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