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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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小6の分数と比例とパフィーニップルと-3


「ごめんねお兄ちゃん、勝手に話して。でも、お兄ちゃんが勉強を見てくれているから、私も学校の勉強わかってきたみたいだし、夏休みの宿題もおかげさまで無事終わったし、お兄ちゃんぜったい教え方うまいんだと思う。しのもね、宿題の話するときは、お兄ちゃんのこと『せんせい』って言うのよ、『せんせいの言うとおりに解いたらできたよ!』って」

 いや、まぁ小2の算数や漢字くらいなら俺でもどうにかなるけれど、小6って結構レベル高いんじゃ。

「私が勉強見てやれないからいけないんだけれど……お兄さんに娘の宿題見てもらえたら、とてもありがたいです」

 綾菜ちゃんの母親がまた頭を下げる。テーブルの傍らにしゃがんださおりさんが続ける。

「オーナーと綾菜ちゃんね、、うちと同じで母一人子一人家庭なの。だから私も他人事とは思えなくって、つい……お兄ちゃんなら、人柄もいいし優しいしって、推薦しちゃった。ね、しの。お兄ちゃん、とってもいい先生だもんね」

 しのちゃんがこくんとうなずく。その表情はなぜか硬い。

「お兄ちゃん、私からもお願い。オーナーには、しのもとってもお世話になってるし……勝手なこと言って申し訳ないんだけれど、お兄ちゃんの空いている時間で、ちょっとだけでもいいので」

 さおりさんまで俺に頭を下げる。軽くうろたえて泳いだ目線が、ふてくされたようにこっちを見ていた綾菜ちゃんのそれと重なる。その瞬間、なぜか綾菜ちゃんがにこっと笑った。ふてくされていたときの表情とは違う、あどけなく、小6の女の子らしい笑顔。
 やばい。綾菜ちゃん、よく見ると俺が好きだったジュニアアイドルに似ている。美少女、では決してないけれど、なんていうか、クラスの女子18人中5番目くらいにかわいい子、というか。目尻と口元に愛嬌があって、俺から見て右側だけにある八重歯が、その、すっごくロリっぽくて、かわいい。
 どうしていいかわからなくなって逸らした目線が、綾菜ちゃんのグレーのカットソーの胸元へ無意識に移動する。やばいよやばいよ、いかにもふくらみかけ、っていう、ぽつん、と尖ったふたつの小さな突起。さおりさんや琴美のようにまあまあ胸がある大人とはもちろん、貧乳気味の麻衣ちゃん ―ごめんね麻衣ちゃん― の胸とも違う、思春期に突入した、二次性徴が始まった小学6年生特有の、ちっちゃなふくらみ。しのちゃんのまだぺったんこの胸があと三年くらい経ったらこういう形状になるんだろう、という感じの、発育途中の乳房。

「お兄さん、お願いできますか?見れる範囲でかまわないです、お礼もさせていただきますので……」

 綾菜ちゃんの母親がかなり真剣な目で俺を見る。綾菜ちゃんも、かすかに笑みが残った表情で俺をじっと見ている。やっぱり真剣な表情になったさおりさんからしのちゃんに目線を移すと、グラスの中のオレンジジュースをストローで吸いながらなんだか拗ねたような顔をしている。ええと、対処の順番がうまく整理できないけど、正直に言ってしまえば、綾菜ちゃんの、小6のふくらみかけ少女の面倒を見ること自体はかなり魅力的だ、うん。問題は、綾菜ちゃんに対して大人の理性を保ち続けられるかどうかと、どうやらなにか面白くないと思っているっぽいしのちゃんの機嫌をどうするか、だ。
 後者はたぶん時間が解決する。前者は……まあ、なんとかなるんじゃないか、もし綾菜ちゃんが性格悪ければ下心も冷めるだろうし、それにしのちゃんに対してだって「こいびと」だから積極的になれたんであって、素人童貞のコミュ障がいくら小6とはいえ女の子を意のままにできるはずがない。自己分析してて情けなくなったけど、これが真実だしな。

「……わかりました。わかる範囲でですが、とりあえず宿題はお手伝いします、あと……お礼とか、そういうのは結構ですので……」

 綾菜ちゃんの母親の表情がぱぁっ、と明るくなる。さおりさんが大きく息を吐いて

「よかったー。お兄ちゃんありがとう」

と嬉しそうに言う。その吐息の大人っぽい息臭が鼻腔をくすぐる。しのちゃんより強く琴美よりはちょっとマイルドなさおりさんの息臭。考えてみたら意識的に嗅ぐのは初めてだな。

「ありがとうございます、ほら綾菜ちゃん、あなたもお礼言いなさい」

「……ありがとうございます」

 またふてくされたような表情になった綾菜ちゃんが、しぶしぶ、といった感じのトーンで言う。ちょっと低めだけど、かわいい声だ。
 とりあえず、次の俺の休みである火曜日の朝十一時からこの喫茶店で夏休みの宿題に対応することで話がまとまった。宿題のボリュームを聞いてみると結構な量で、それに6年生の内容だから俺もぱっぱと解ける自信はない。たぶん一日がかりになりそうだ、という話になった時点で、火曜日のデートがおあずけになることを察したしのちゃんが更に機嫌が悪くなった。テーブルの下で俺の脛をスニーカーの先でこんと蹴飛ばす。恐る恐るしのちゃんの顔を見ると、ぎゅっと唇を結んで俺の顔をにらんでいる。ヤキモチ焼いているのがあきらかでかわいいんだけど、俺の下心を見透かしているようにも見えてちょっと怖い。大丈夫だよしのちゃん。ここで、綾菜ちゃんのママやお店のお客さんもいる喫茶店で宿題やるわけだから、二人っきりにはならないし、綾菜ちゃんとは変なことにならないよ。


 アパートに戻ってシャワーを浴び、缶ビールを飲みながらさおりさんにもらったビリヤニを電子レンジにかける。飲みかけの缶ビールをパソコンデスクに置き、パソコンのフォルダに入っているあのジュニアアイドルの画像を呼び出す。黄色いビキニを着てちょっと前かがみになった12歳のジュニアアイドルの上半身が画面に広がる。やっぱり綾菜ちゃんに似ている、八重歯はないけれど。


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