投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

僕の会社の淫らな先輩
【OL/お姉さん 官能小説】

僕の会社の淫らな先輩の最初へ 僕の会社の淫らな先輩 72 僕の会社の淫らな先輩 74 僕の会社の淫らな先輩の最後へ

焦らされた身体への痴漢-2

タイミングが悪かった。
ーー昨日、金治が中途半端に体を愛撫したせいで、真由美の体は卑劣な行為に反応してしまったらしい。

(やめて…。気持ち悪いのに…)

骨盤の辺りを撫でていた手は、臀部の右側に触れる。
いよいよ、男の手は大胆になっていく。
ただ撫でるように触れていたその手は、ぎゅっ、ぎゅっ、と臀部の感覚を楽しむように、力強く揉み出したのだ。

真由美の体は小刻みに震える。

ガタン!と電車が大きく揺れた。
そのとき男は左手で真由美の腹を後ろから抱えるようにして、股間を押し付けてきた。

(…! かたく…なってる…。やめてよ…!)

真由美は体を縮こませることしかできなかった。
真由美が目を開けると、男も右手で、真由美が握っている手すりを握っている。
そして右手の親指を回すようにして動かし、さも手すりを握っているように見せかけて、真由美の胸のあたりに触れてきたのだった。
真由美は、ショーツをとろとろと溢れ出す体液で汚していくのがわかった。
むっちりとした真由美の臀部に股間を押し付けている男は、はぁはぁと荒い吐息を吐き出している。

(何で…あたしなの…?!)

真由美が途中下車しようとすれば、男に腕を引っ張られ、それを制された。
何度も何度も執拗に体を触られ、おかしくなってしまいそうだったが、途中下車すらも許されない。

だが、真由美が降りるべき、会社の最寄り駅に着いた時にはすんなり解放されたのだ。
そのことを不思議に思いつつも、会社まで足早に、逃げるように歩いた。

まさに駐車場に着きそうなとき。

「お姉さんっ…」

真由美は後ろに腕を引っ張られた。

いきなりのことに振り向くと、自分より十歳ほど若いであろう、男が立っている。
茶色の髪に、両耳にシルバーのフープピアスをつけ、白いTシャツにグレーのジョガーパンツ姿。
汗だくで、はぁはぁと肩で息をしている。

「お姉さん、ごめんなさい…俺…」

そう言われても、真由美は彼が誰だかわからなかった。

「さっきの…俺なんです、ごめんなさい」

「さっきの…」とは車内での卑劣な行為だろうか。

「この電車に乗ってるってことは…会社の駅で降りると思ったから…俺…。電車で見つけて我慢できませんでした」

馬鹿正直に何故そんな卑劣な行為について、彼は謝るのだろうか。
しかし、何故、真由美の会社の最寄り駅を知っているのかーーー


僕の会社の淫らな先輩の最初へ 僕の会社の淫らな先輩 72 僕の会社の淫らな先輩 74 僕の会社の淫らな先輩の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前