満たされる身体-8
舌の腹で力強く、べろん！とクレバスを舐め上げる。
「あっ…あぁっああ……！！」
よほど我慢の限界だったのか、舌の腹がクリトリスに当たっただけで、真由美のそこからぴしゃっ…と水音がして性器の周りにさらさらとした液体が垂れ流される。
お尻を伝って、ぽたぽたと床に滴り落ちる音がした。
「あぁ…は…ぁ…佐田くんが焦らすから…出ちゃった…じゃない。恥ずかしい…見ないで…」
「潮…ですか…」
金治はまじまじとそこを見つめると、またもや舌をそこに寄せる。
「んんっ、ん、あっ、もう気持ちよすぎちゃう…！」
金治は舌の腹を強くクリ×リスに押し付けながら、愛撫する。
欲しかった強めの刺激を与えられ、真由美は嬉しそうに体を震わせた。
真由美は金治の頭を思わず自らの方向に引き寄せる。
「あっ、また、きちゃうぅ…また、いっちゃうよぉ…！」
その快感の声に合わせて、金治は自らの右手の中指をクレバスの中に沈めて、膀胱の裏側を擦った。
先程の指の愛撫とは違う、激しい刺激に真由美の体は絶頂を迎えてしまいそうだった。
「ダメ…それダメなの…！あ、いく…いく…ぅ…ん！！」
ぐしゅぐしゅ…と音を立てて、激しく潮が吹き出され、金治の頬や口元に当たる。
金治は指を抜くと、自らのハーフパンツとボクサーパンツを急いでずらし、ペニスだけ取り出すと間髪入れずに、我慢できない様子でそれを突き立てた。
「あっ、あぁ、おかしくなる、そんなに…！」
ソファーがギシギシと音を立てる。
「もう、何回もイッてるの、突かれる度にイッてる…！！ああぁ、ダメ、ダメなのっ…」
「入れて欲しいって言ったの先輩ですよ」
真由美の両腕を、金治は両手で掴み激しく腰を打ち付ける。
「佐田くんの奥まで届くから…！ダメ…！アソコがおかしいのっ…」
「奥まで届いて気持ちいいんですか？俺にレイプされたのに感じたからオフィスで誘ったんですか？
あんなエロい下着履いて、マッサージしてとか言って。先輩エロすぎ」
普段なら絶対に言わないようなことを、この状況の勢いに任せて金治は言った。
「うっ、ん…そうだよ、佐田くんに好きって言われて、オチ×チンいれられて、気持ちよかったの…！もう一回、したくなったの…！
ーーあ、ヤダ…！また、出ちゃ…う…！見ないで、お願い…あぁ、あっ…あ…！！」
ぴしゃっ、ぴしゃっ…と体液が飛び、金治の着ているTシャツに飛び跳ねてシミを作る。
真由美のそんな姿を見て興奮し、金治は自らの体液を真由美の中に注ぎ込んだ。
「やっ…ん…ずっと…イッちゃってるの……」
真由美は目をうつろにしながら苦しそうに、だけど嬉しそうにそう言った。
ーー金治は思った。
このセックスをきっと一生忘れないだろうと。
それ程までに金治の心は嫉妬にまみれ、苦しく、さらには二人がこれまでにない程、溶け合った甘美なセックスだったから。