オフィスでのマッサージ-6
金治は、そっと真由美の体を抱き寄せて唇にキスを落とす。甘いココアの味がした。真由美が自分から、舌を絡ませてくる。もうそれだけで、射精してしまいそうだった。
「触って。お願い…」
金治はごくり、と唾を飲み込むとそっとスカートの中に手を忍び込ませる。下着の中に手を滑り込ませ、その部分に触れるとじっとりと濡れていた。
「んっ…すごい濡れてて、恥ずかしい…」
金治はクレバスに右手の中指を添えて、その壁にそって指を優しく進ませる。ぐちゅり、と卑猥な音がして、指が飲み込まれていった。
「痛くないですか…」
「痛いわけないよ…こんな濡れてるのに…」
奥から溢れる泉を指にまとわりつかせ、クレバスの上にあるいちばん敏感な部分中指を当てる。
円を描くように触れると、真由美の体が震えだした。
「あっ…んん…気持ちいい…」
金治の中指の先の感触が、どんどん固くなっていくのがわかる。少し、指の動きを速くしてみる。
「んっ、ぁあっ…」
真由美が金治の唇に自身の唇を押し付け、舌を激しく動かし出す。金治の腕を掴む手に、力が入る。
「あ、んんっ」
真由美の呼吸が早くなる。水音は、唇からなのか、真由美の下半身から聞こえるものなのか、わからなかった。
「あ、いく…んん…、いっちゃ、う…!」
ぎゅうっと金治の体が抱きしめられた。金治の手のひらは、真由美の体液でどろどろになっていた。
「こんなふうに人にしてもらってイクの久しぶりだから…すごい気持ちいい…」
(え…?)
夫は?という疑問が湧いたが、それを声に出して聞くことは金治にできなかった。
そっと下着から手を引き抜くと、真由美が先程のハンカチで、体液を拭ってくれた。
「佐田くんのは、どうなってるの…?」
「え、俺のはいいですって…!」
そう言うが、当然期待はしている。真由美はテーブルを押しのけて、金治の目の前に膝をつくと、カチャカチャとベルトを外し始めた。
ボクサーパンツ越しに欲望を主張するそれ。テントの上部には大きくシミが広がっている。
「同じだね…佐田くんもすごく濡れてる」
「そ、そりゃ…先輩の脚触ってれば…」
「この間ね、すごく奥届くなあって思ったんだよね」
ニヤリと笑って金治を見上げる。