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闘牝
【スポーツ 官能小説】

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闘牝-5

 美柚子はヘソから下の縄組みが簡素で、代わりに胸部の縄組みが複雑になっているのだが、これは小振りな美乳を引き立たせるためだろう。
 その証拠に、乳房が大きな凜は美柚子とは逆に、胸部の縄組みが簡素で腹部のそれがやや複雑。最後の小さな菱形は股間を彩る逆三角形の茂みを縁取っており、その左右の角を形作るための横縄が、ショーツの紐のように腰をぐるりと巻いている。
 その腰縄を掴んで、
「てやぁっ!」
 小柄な美柚子が身体を開き、やや強引な上手投げ。柔道の内股のように片脚を上げ、ポニーテール美少女の長い脚を跳ね上げている。
 蹴り上げられた脚をさらに高く上げながらケンケンで耐えた凜は、しかし、
「ちいぃ……ッ!」
 赤らむ頬を辛そうに歪めた。腰縄を吊り上げられたため、繊細な秘裂にギリギリと股縄が喰い込んできたのだ。
 ただでさえ敏感な粘膜花弁は浣腸された媚薬のせいで感度が高い。開始直後だからまだ耐えられたが、時間が経つにつれ、痛みではなく快感が生じるようになると、一瞬力が抜けて動けなくなることがある。
 だから、悠長に駆け引きしている余裕はない。
「こなくそっ!」
 切れていた釣り手で再び美柚子の胸縄を掴み、鋭い背負い投げを仕掛ける凜。
 強引な上手投げの直後だった美柚子は為す術もなく担がれ、白く細い身体が軽々と宙を舞い――。
 会場中から湧き起こった悲鳴と歓声が響く中、凜の背の上で逆さになった美柚子は白く細い脚を大きく開き、素早く旋回させた。緊縛された瑞々しい裸体が落下中の猫のようにクルリと回り、足先から着地。
「たぁあっ!」
 間髪入れず凜の懐に飛び込み、一本背負いを仕掛け返す。
「ぬ……あっ!?」
 美柚子の頭を押して逃れようとした凜は、腹に体当たりを喰らい、うしろに吹き飛びながら仰向けに転倒。背負い投げはフェイントで、本命の足取り小内巻き込みをまともに喰らってしまったのだ。
 背中から土俵に叩きつけられると同時、その腹の上に右肩を下にした美柚子がドッと落ちてくる。いくら軽いとはいえ重みは確かにあるわけで、
「くぅう……ッ!」
 反射的に尻穴を締め、噴き出そうになった汚物を危ういところでこらえる凜。
 そしてそのまま、顔を真っ赤に染めながら、渾身のブリッジ。
「きゃっ!?」
 抑え込みに入ろうとしていた美柚子の白く細い裸体が跳ね上げられ、横転しながら凜の頭の先に落ちた。
 海老のように身体を丸め、パッと飛び退る両者。
 一旦間合いが離れたが、
「ちぇぇいっ!」
「やぁあっ!」
 すぐさま両手を広げてスルスルと近づき、再びがっぷりの右相四つに。
 と見えた次の瞬間、凜が美柚子の首筋に手をかけてうしろに跳びながら引き落とす。柔道ではなくレスリング的な動きだ。
「く……ッ!」
 こらえきれずに手を着いた美柚子が、肩口にのしかかられたまま強引に一歩前へ。片手で首に巻きついている凜の肘を抑え、もう片方の腕を伸して、土俵スレスレにある凜の膝を内側から叩く。内無双。
 間一髪膝を退き、さらに美柚子を圧し潰そうとする凜。だが美柚子は腰を浮かせ気味にしながら横へ横へと移動し、凜の脇に着けて、さらにその背へ、腰縄へと手を回す。


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