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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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取り残された香澄-1

「ねえ。メインディッシュは決まったわ。3穴同時絶頂。
 でも、いきなりじゃなんだから、一人ずつ、わたしを楽しませてちょうだい。」

「大輔。お前、行けるか?さっきからずっと、麗子を縛りたいと思っていたようだ。
 縄は礼二がもう持ってきた。必要ならオレのバッグの中のものを使えばいいさ。」
「えっ?いいんですか?田辺さんのものを使っても。」
「ああ。ただし麗子の気分をもっと高めるための時間だ。
 うっかりお前の方が先にいっちまったんじゃ話にならねえからな。」

田辺の許可をもらった大輔は俄然盛り上がった。
麗子を思う存分いたぶって、自分に隷属させてやる。
その思いを田辺が理解し、許してくれたのだ。
大輔には勝算があった。

さっき美奈子をいかせた時のように極限状態のペニスを復活させ、
麗子にもギリギリの凄まじさを味合わせてやる。
その為にも、麗子を縛り上げ、麻縄をキリキリと乳房と股間に食い込ませてやるんだ。
しかも、田辺が自分のバッグの中のものを使っていいと言った。
出発前、大輔は田辺がバッグの中に、
最近通販で買いそろえたという様々な道具を詰め込むのを見ていた。
「近頃は手軽な値段で、こんなものまで手に入るようになった。
 どうぞこれを使って、思う存分レイプをしてください。
 そんなグッズばかりだぜ。」

今まさに、あの道具を使う許可が下りたのだ。
縄で縛るよりもはるかに簡単に、女の自由を奪うことができる、拘束具付きのベルト。
ドアなどに引っかければ、簡単に女性を吊るし、
ブランコのような状態で責められるベルト。
手首、足首に取り付けただけで、両手を、あるいは足と手を、
さらには開脚したままで手足を固定することのできる拘束具など、
縄を縛るテクニックがなくても、
女性を自由に、思い通りに縛り上げるのと同じような拘束ができる道具があるのだ。
これを使えば美奈子をもっと簡単に吊り下げられたのにとも思うほどの優れものだ。

ただ、やはり、乳房を絞り上げるには、
麻縄でキリキリと縛りあげるのが一番だと大輔は思っていた。

きつく縛り上げられた麻縄で、美奈子以上に突起するであろう麗子の乳房を想像し、
大輔の股間はさっきまでの硬さと太さを取り戻しつつあった。
ただ、美奈子をいかせた時の極太ペニスを再現するには、やはりあの薬が必要だった。

そのことを察していたかのように、麗子の手には、
いつ手に入れたのか、例の媚薬が握られていた。

「大輔さん。あなたが欲しいのは、これじゃない?」
さりげなく大輔に近づき、耳元でそうつぶやくと、
麗子は素早く薬を大輔の手に握らせ、そのまま去っていった。
大輔は田辺に気づかれないようにその錠剤を口に放り込んだ。

麗子は同じように、礼二にも近づいた。
「大輔なんかには負けないテクニックと持続力、期待を裏切らないでね。
 もしも心配だったら、これを飲んでおくといいわ。」
麗子は礼二にも薬を手渡した。

麗子は田辺に近づき、そのペニスを口に含みながら、大輔と礼二に目で合図を送った。
もちろん、その薬でわたしを満足させてね、という意味を込めた合図だった。

もちろん、麗子が狙っていたのはそれだけではなかった。
媚薬であるがゆえに、もちろん誘淫作用や強壮作用もあるが、
一方では注意力の低下などの、副作用とまでは呼べない別の作用もあった。

アルコールを摂取した時と同じように考えればいい。
普段よりも社交的になったりは羞恥心が低下したりする半面、
集中力や注意力も低下する。
瞬間的な反射能力や判断力も低下するであろうことは言うまでもなかった。

つまり、とっさの行動に遅れが出るのである。
麗子の狙いはまさにそこだった。
自分の身体を弄び、いかせることに夢中にさせ、
3人の注意を麗子だけに集中させる。
紗理奈がタイミングを見計らって、リビングを出ようとした瞬間、
3人を身動きできないように自分の身体につなぎとめるか、
それができない場合はリビングのドアを死守するつもりだったのだ。

紗理奈が行動を起こしても、薬のせいもあって、
3人はすぐには行動を切り替えられないはずだ。
麗子に夢中になっていればなっているほど、紗理奈が3人の追及を免れて、
リビングの外へ出られる可能性は高くなる。

その後は、リビングから一番近い夫婦の寝室か、あるいは地下室へ逃れ、
内側からカギを掛ければいいのだ。そして警察に連絡をする。

寝室と地下室のドアやカギは、防音を考えて、
普通の部屋のドアよりもはるかに頑丈に作られている。
男3人がかりでドアを突き破ろうと考えても、
媚薬効果も相まって、まずそれは不可能だった。

そうすれば、少なくとも紗理奈は助かるはずだ。

麗子は、美奈子の命が救えなかったことを自分の心に無理矢理納得させた。
取り返しのつかないことを後悔していても、なんの意味もない。
次に同じ間違いを繰り返さないことにこそ意味があり、前に進むためには必要なのだ。

美奈子が死んだ。
それは母親である麗子にとっては、信じがたい、
そして、全く納得のできない出来事だった。
しかし、もしもそれが事実であるのなら、今更どうしようもない。

助かる可能性があるのなら、自分の命と引き換えてもいいと思っていた麗子だった。
しかし、美奈子の死が現実であるのなら、それはもう贖えないことである。
後戻りのできないことならば、
この先に起きる悲劇をいかに少なくするかしか麗子の選択肢はなかった。


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