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母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

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エスカレータ-1

【エスカレータ】

あれは幼稚園に入る前だったかな

当時まだ若かったママに連れられて

デパートに買い物に行ったんだ。

ママが何を買ったのかは覚えてないけど

確か両手にデパートの紙袋を持って

肩からバッグをぶら下げていた。

買い物が終わって上階のフードコートに向かう途中だった。

僕はママが買い物してる間いい子にしていたので

きっとクリームソーダを飲ませて貰えるって

内心期待して後を付いていった。

上階への長いエスカレータに乗った時

ママの肩からバッグの掛け紐がすべり落ちそうになった。

ママは紙袋で両手がふさがっていたので

肩の動きだけでバッグを元の位置に戻したけど

その拍子にバッグ本体が思いっきりママのスカートをずり上げたんだ。

すぐ後ろに立っていた僕の目の前に

ママの白くて大きなお尻が姿を現した。

若奥さんだったママはやせ型だったけど

腰回りはムッチリしてて

いわゆる安産型のヒップを誇っていたんだ。

ママのお尻はピンク色のレースでできた、

やや面積の小さいパンツに包まれていたけど

お尻の肉の半分以上は剥き出しで形が丸わかりになってしまっていたんだ。

白くて豊満なママのお尻とピンクの可愛いパンツが対照的に映ったからか

エスカレータの後ろの列から静かなざわめきが聞こえた気がした。

それまでみんな一列に並んで立っていたのに

忙しい人用に空けてある隣りのレーンを何人もの男の人達が駆け上がるようになった。

そして僕とママの横を通るときにチラッとママのヒップを覗いて

口の端を吊り上げたり目を細めたりしながら通り去っていった。

ある大柄なおじさんなんか直ぐに通り過ぎずしばらく佇んで

ママのお尻を凝視しながら喉仏をグラインドさせていた。

僕の目線の位置にあったおじさんの股間が

急にモリモリッと膨れ上がったので一瞬だけ不安に駆られたけど

後ろの人達の咳払いが聞こえると

そそくさと速足で駆け上っていった。

何人もの男の人がママの綺麗なヒップに視線をぶっ刺すので

僕はだんだん心細くなった。

なぜママは自分のお尻が剥き出しになってる事に気が付かないのだろう。

なぜデパートのフードコートはこんなにも上の階にあるのだろう。

懲りずにママの尻を覗いて立ち去る野次馬男たちに

一抹の恐怖と反感を覚えながらも

どうしてだか僕はママの捲れたスカートを

元の位置に直してあげれなかったんだ。

それは怖くて身体が動かなかったというよりは

ママのお尻をイヤらしい目付きで眺める男達の瞳の奥から

元来牡に備わっている本能の輝きを感じ取ったからだったかもしれない。

彼らの目に焼き付いたママの像は

後に彼らの脳内で各々の理想に叶う映像として再現され

それぞれ本能を満たすための糧に変換される予感がした。

それを邪魔したらいけないと幼いながらに察したのかもしれない。

やがてフードコートのある階が目前に迫ったんだけど

そのフロアに人がたくさん居るのが見えたので

僕はそこでようやくママのスカートの捲れた部分を掴み

元の位置まで戻してあげた。

僕の動きに気付いたのか振り返ったママが

母性と慈愛に満ちた美しい微笑みを浮かべながら

「クリームソーダ飲む?」

と聞いてくれたので

とうとう堪えていた感情が溢れ出した僕は

ママに抱き着いて泣き出してしまった。

ママが知らない人に盗られるんじゃないかと

怖くて心細くて仕方がなかったんだ。

僕を優しく抱きしめ落ち着かせてくれたママは

現在ではもういい歳したおばちゃんなのだが

今でもたまに台所に立つママのヒップが目に入ると

あの日のエスカレータでの事を思い出す。



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