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ブービートラップ
【ショタ 官能小説】

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Confusion (困惑)-1

週末、ラナとソーニャは、ラナが運転する車で俺の家まで来ると言ったので、予めゲートのパスコードを知らせておいた。一方、夏の間に運転免許を取得していた俺は、11:30頃ディーナの家まで車で彼女を迎えに行った。彼女の家は高校から1マイルも離れていない、メサの崖付近にあった。この辺りの街はKearny Mesaとい地名が示すように、メサ(スペイン語でテーブル台地の意味)地形の上に築かれている。メサとメサの間は切り立った渓谷になっていて、底にある水無川はフリーウェーなどの幹線道路として利用されている。

ドアのインターフォンのスイッチを押すと、すぐディーナが出てきた。そして、彼女に続いて、民族衣裳を身に纏った、彼女の両親と2人の妹と幼い弟が、ゾロゾロ出てきた。父親と母親は、目に涙を浮かべてアラビア語で俺に話し掛けてきた。彼らの口から頻繁に出てきた「ヤバーン」という言葉が、多分「日本」のことを言っているのだろうということぐらいしか分からなかった。

俺がキョトンとしていると、ディーナが、”My dad and mom are very grateful to you for helping me out at school. They admire everything Japanese including automobiles and electronics, not to mention samurai. My dad says it’s his honor to welcome a samurai as a member of our clan. (私のパパとママは、あなたが学校で私を助けてくれたことにとても感謝しているの。彼等は自動車や電化製品、そしてとりわけサムライなどの日本のものは何でも素晴らしいと言っているわ。パパは、サムライを私たちの氏族の一員として迎えるのは名誉なことだと言っているわ。)

俺は、彼女の言っていることの意味がわからなかったので、”Excuse me. What do you mean by welcoming a samurai as a member of your clan?(ハイィ?サムライをきみの『氏族の一員』の一員として迎えるというのはどういうこと?)”と、俺は彼女に尋ねた。

すると、”I’ll make you my bridegroom.(あなたが私の花婿になるという意味よ)”と彼女はさらっとナチュラルに答えた。

ええっ! “Wait a minute! You must be kidding! How on earth will I end up becoming your groom?(ちょっと待った!冗談言わないでよ。一体どうしたら、ぼくがきみのお婿さんになっちゃうわけ?)”

“I’m serious. I really mean it. In my culture, the eldest daughter in a family has a right to decide on a groom of her choice. And I made up my mind to choose you as my husband. You can’t refuse it. (私は本気よ。本当にそのつもりなんだから。私の文化では、一家の長女には自分で花婿を選ぶ権利があるのよ。そして、私はあなたを私の旦那さまにしようと決めたの。あなたに拒否権はないわ。)”

アグレッシブというか、自民族中心主義というか、何と言ったらいいかわからないが、とにかく無茶苦茶な話である。だが、そこで、押し問答していても仕方ないので、一家に見送られるなか、俺はディーナを助手席に乗せて、俺の家に向かった。

家に着くと、その日の朝にジャッキーと2人でセットアップしたBBQグリルが置かれた庭にディーナを案内した。それから、一緒に家の中に入った。すると、すぐにラナとソーニャも到着した。そこで、俺は3人のゲストに飲み物を提供し、BBQの支度をする間、ソファに座ってゲームでもして待っていて、と言って携帯型のゲーム機3台を彼女たちに渡した。

俺が、下ごしらえをしたビーフとラムを適当な大きさに切って金具串に刺そうとしたとき、ディーナが俺の傍らにきて、”This is woman’s job. Leave it to me. (これは、女の仕事よ。私に任せて。)”と言って、彼女に厨房を乗っ取られてしまった。

けれども、彼女の嬉しそうな顔を見て、串刺し作業を彼女に任せてよかったと俺は思った。俺は、charcoal (木炭)に火を起こしにいった。最初は着火剤が炎上するだけで全然炭が燃えてくれないので焦ったが、2年前、開田高原で、華恋が炭の下に丸めた新聞紙を敷いて下から着火したのを思い出し、試してみると上手くいった。

彼女たちが持参した料理も美味しそうだった。

ディーナのイラク風のパエリヤのブリヤーニは、ピラフの上に肉や野菜の具が山盛りで、見るからに美味しそうだった。

ソーニャは、ウクライナのボルシチを鍋ごと持ってきた。牛肉とビーツがたっぷり入ったスープにサワークリームを入れて食べると絶品だと彼女は言った。

また、ラナはチェコの名物料理のローストダックを披露した。表面の皮がパリっと黄金色に焼けていて、ポテトのダンプリングと酢漬けの紫キャベツが添えられていた。

一方、俺は、ツナとアボカドとカニカマの手巻き寿司を用意していた。

このpot luckだけでお腹が一杯になってしまいそうだった。


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