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私は英語が嫌いだ
【SM 官能小説】

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更なる悪行-2

 姉妹の部屋から物音のしなくなったことを確認した私は、酔った頭で探索を開始した。目標は洗濯物だ。
 私は、籠ごと部屋に持ち込んだ。
 二日分あった洗濯物を部屋に撒き散らすように広げてみると、たちまち女の動物的な体臭が私の部屋を潤し彩った。
「ああ、くさい。」
 タンクトップに汗が一面、染みて重いようだ。口に含んでみたら、苦みのある塩辛さだった。取り上げたTシャツは、キャロルの着ていたものだ。小学生の筈なのに、腋の下の部分が黄ばんでいる。裏から嗅ぐと、強烈な腋臭に眩暈のする思いだった。上の二人が着たシャツは、もっと激しくにおい立つに違いない。
 裸になった私は、濡れたタンクトップ二枚とキャロルのTシャツを体に巻き付けた。下半身が痛むほど硬く勃起していた。そして、期待に満ちて、女物の小さなパンツに手を付けた。
 パンツはどれも一様に汚かった。特に汚い一枚は、生理前だというベスのものだろう。小便のにおい、汗のにおい、肛門のにおい、腋臭のにおいに加え、チーズの塊に似たおりもののにおいが雷電のように私を打ちのめした。
 黄ばんだというより、緑じみた粘液にパンツは染まり切って、洗っても、二度と元には戻るまいと思われた。
 私はベスのパンツを穿いてみた。そしてキャロルのものを頭に被り、ジュディーのものを口に入れた。
「うう!」
 ジュディーのおりものは、梅とチーズを混ぜたような味がして、その臭気は私の鼻を抜けて目にしみた。人類の雌は臭い生き物なのだ。その興奮が私を射精に導いた。
「あっ、あっ。」
 私は何度か射精し、ついには精液を洗濯物一面に撒き散らした。少女が穿き直したら妊娠するほど、パンツを男色に染め尽くした。
 明日も、こんな物がまた手に入るのだ! 何という宝だろう。私は自分を幸福だと思った。

 私たちはますます打ち解けていった。彼女たちの体から染み出た汚物を味わうごとに、関係も近しいものになっていくのが感じられた。
 金曜日の朝、私はベスに言った。
「So, I will go to the sea with you. I’ll take you by my car.」
「Really? Wow, great! Thanks!」
 ありがとうを言う回数は明らかに日本人より多い。女の子に感謝された経験が、かつてこれほどあった時は私の人生に存在しない。自信というものの持てない私でも、自分を認めることができるような気がして嬉しくなった。
 トイレに行った際、それまで無かった箱が置いてあるのに私は気付いたが、中は空だった。生理用品を捨てる容器を姉妹が買ったのだ。ここにもやがて訪れる豊かな収穫の日を私は心待ちにした。


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