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つまみぐい
【その他 官能小説】

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怪盗少女に気をつけろ-5


「天使の裁き!」
 黒い天使の咆哮が頭上高く響き渡ると、漆黒のマントを纏った十人の男たちが四方八方から舞い降りて来て、内診台の上のご馳走に群がってよだれや手垢を無遠慮に塗りたくっていく。
 目と口の部分をくりぬいた不気味な仮面を着けているので彼らの素顔はわからないが、繊細なタッチで繰り出される愛撫の行方が乳首や陰核に向かうと、感度の増したプリマヴェーラの喉から悩ましい声が漏れ出てくる。
「あはん……、いやあ……」
 強制的に開脚させられた状態の両足はつま先が伸び、快感にわななく太ももはじっとりと汗ばんで、誰の指かもわからぬまま性器の中をめちゃくちゃにほじくり返されて涙ぐむ。
「お嬢ちゃん、おいらの竿をしゃぶってくれ」
 仮面の男がソーセージのような陰茎を放り出してプリマヴェーラの口に添える。その陰茎はすでに勃起しており、青い血管がいくつも浮き出て見た目にもグロテスクだが、思考の麻痺したプリマヴェーラは言われるがままに口を開けて陰茎を頬張る。
「うっ、うえっ……」
 フェラチオの経験がないプリマヴェーラは悪臭に堪えながら一生懸命に奉仕をおこなった。亀頭にキスをしたり、竿の裏側を舐め上げたり、口に咥えてしごいたり、丁寧に丁寧に陰茎を食べる。
「そいつが済んだら次は俺のを咥えろ」
「俺のも頼む」
「俺も溜まってんだ」
 大、中、小、サイズの異なる何本もの肉棒がプリマヴェーラの口を犯し、濃厚なザーメンを飲み終わると下半身の割れ目の中に乱暴に挿入される。
「う……」
 男を知った瞬間、プリマヴェーラは女になるということを理解した。これは大人になるための試練なのだ。処女を喪失した悲しみを乗り越えて、精神的にも肉体的にももっともっとお姉さんにならなければならない。
 はげしく出し入れされる男根を正面から受け止め、絶頂し、膣内に射精され、ふたたび絶頂する。清らかな体に秘められた淫らな部分が開花し、肉の玩具と化したプリマヴェーラを更なる快感がおそう。
「あー、ああー、いくうー、いっちゃうー」
 自分の乳首を震わせるほどのあえぎ声で気持ちを露わにするプリマヴェーラ。その声色と重なる仮面男の腰使い。一定のリズムで交わる男性器と女性器。滴り落ちる愛液の白糸。少女を支配する大人──。
「たっぷり調教してやるからな」
 十人目の仮面男との性行為が終わると、彼らはローターや電気マッサージ器やバイブやディルドをちらつかせ、その人工的な威力をプリマヴェーラの体にしっかりと植え付けるのだった。
「だめええ、ああああ、いくうう、やめてええ……」
「門限までには家に帰してやる。だからそれまではこの快感地獄から逃げられないと思え」
 アダルトビデオの設定にありがちな絶望的な状況の中で、お姫様のような顔立ちのプリマヴェーラはどんなに酷いことをされても目映いオーラを放ち、それこそ腰が砕けるまで玩具を穴に突っ込まれてよがり狂った。
 


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