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つまみぐい
【その他 官能小説】

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義父と嫁──つまみぐい-1

 


 老眼鏡のレンズ越しに見える女の園をじっくり観察しながら、史郎は口の中に溜まった唾をごくんと飲み込んだ。加齢と共に視力は衰える一方だが、あっちのほうはまだまだ現役である。
「ほほう、果肉が熟してぐずぐずに実割れしておる」
 濡れそぼった花びらを指でもてあそぶたびに、うまそうな蜜が止めどなく溢れ出して干からびた精巣を満たしていく。
「お義父さん、やめてください……」
 木目の美しいダイニングテーブルに乗せられた麻衣は、艶っぽい声を出さぬよう必死にこらえるが、こんなふうに股ぐらを愛撫されてはひとたまりもない。まだ夕飯の支度もできていないというのに、義理の父親を体でもてなさなければならないなんて、今夜はつくづく運がない。
「ああん、お鍋が吹きこぼれちゃう……」
 コンロの火加減を心配しながら麻衣が小さくあえぐと、息子の嫁にはめっぽう甘い史郎が立って行って火を止める。どうやら煮込み料理を作っている途中らしい。
「どれどれ、摘み食いでもしてやるかな」
 白い湯気を立てるホーロー鍋から目を離した史郎が、ふたたび麻衣の下半身に手を伸ばして汗ばんだ脚を左右に割り開く。そうしておいて、長生きの秘訣はこれなのだよと言わんばかりに、薄紅色に染まる嫁の陰部に顔面を押しつけて強く吸った。
「じゅる、じゅじゅる、じゅるり……」
「むふん……」
 体を舐められるのがあまり得意ではない麻衣は、勝手に反応してしまう自分を抑えるために下唇を噛み、清楚なたたずまいを精一杯取り繕ってみせる。
 しかし、クンニリングスの気持ち良さに目覚めた女の芯はとろとろに溶けて、もはや麻衣の手に負えないほどの熱を発していた。
 夫と子どもの三人で暮らす、女盛りの三十五歳の麻衣である。
「麻衣さん、あんたのアワビは塩味が効いて絶品だよ」
 愛液で味つけされた女性器をたらふく吸った史郎は、節くれ立った右手の中指を奇妙に屈伸させると、それを膣の中へゆっくり挿入していく。
「うっ」
 分娩中の産婦のような悩ましい声が麻衣の口から吐き出される。
 それにつけても穴の奥行きは史郎の中指よりも深く、子どもを産んだとは思えないほど繊細で温かかった。ここに男根を入れたらどんな心地がするのやら、史郎は早くも嫁と交わりたくて仕方がない。
「ああん、はあん、いや……」
 虚ろな目で体を差し出している麻衣は、義父の指責めを嫌々ながらも受け入れていくのだが、入浴中の家族のことが気になってなかなか行為に集中できず、大きな声が出せないのである。
「あの人に気づかれちゃう……」
 育児に積極的な夫が、子どもをお風呂に入れてくれているのだった。多分、あと三十分くらいは上がってこないだろう。その隙を狙われた麻衣の肉体は恨めしいほどに火照り、やがて人妻であることを放棄して自ら股を開いていくのである。



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