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つまみぐい
【その他 官能小説】

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怪盗少女に気をつけろ-3


「天使の愛撫!」
 黒い天使が高らかに唱えると、どこからともなく階級の低い堕天使の大群があらわれ、我先にと目の色を変えてセーラー服に包まれた処女肉に群がる。
「ん……、くすぐったい……」
 普段のプリマヴェーラは学校に通うごく普通の女の子だが、堕天使たちの執拗な愛撫の前ではその清純な印象も影を潜めて快感に溺れていく。
「そこは舐めちゃだめ……、んっ」
 無惨に引き裂かれたセーラー服からのぞく二つの胸の膨らみの、いちばん敏感な突起物を汚ならしい舌で責められる。れろれろ、ねちょねちょ、と唾液とまみれるおぞましい感触が未成熟な精神を犯していく。
 その一方では別の堕天使がプリマヴェーラのショーツを膝まで脱がせ、十分な潤いをたたえた乙女の花園にむしゃぶりついて興奮の吐息を漏らしている。
 ちゃぷちゃぷ、じゅちゅじゅちゅ、ぺろぺろ、くちゅくちゅ……。
 十字架を背にして乳首や性器を舐め回されているうちに、プリマヴェーラの表情にも徐々に受け身の色が浮かび上がり、得体の知れない感覚が迫っていることを如実に物語っていた。
 それは紛れもなくオーガズムに違いなかった。全身が震え上がるような鋭い快感と共に、くすぶっていた下半身の熱が脳天へと一直線に這い上がる。
「あんっ……、……、あはん、いく……」
 おしとやかに上り詰めたプリマヴェーラはほとんど無意識に絶頂を告げた。大きく見開いた両目はどこか自分を見失っているようでいて、リップクリームを塗ったピンク色の唇の端には透明な唾が浮いている。
 そして、はだけたスカートの奥からは白濁した愛液の糸が絶えることなく滴り落ちている。オーガズムによる膣の収縮が愛液の分泌を促しているのだろう。
 おそるおそる一般市民たちの様子をうかがうと、無数のスマートフォンのカメラがプリマヴェーラの生々しい様子を漏れなく撮影していた。その中にはマニア丸出しの「痛い」お兄さんたちもいる。いつかの握手会のイベントにも来ていたので彼らとは顔見知りの仲だ。
「いや、撮らないで……」
 シャッターを切る冷ややかな音が耳の奥を刺激するたびに、何故だか心臓がどきどきして愛撫の再開を待ち望んでしまう自分がいる。
「君の分身とも言えるこの武器を、ちょっとだけ借りるよ」
 そう断ってプリマヴェーラ愛用のアイテムを手の中でもてあそぶ黒い天使。ちょうど折り畳み傘くらいの大きさで、名前を「ドリームメーカー」という。
 そんな黒い天使が何をやらかそうとしているのか、思春期真っ只中のプリマヴェーラには容易に想像できた。
「いや、来ないで……」
 色とりどりのカラーストーンで装飾されたドリームメーカーの先端部分が、黒い天使の手によってプリマヴェーラの無防備な下半身にあてがわれる。
「いつもの君らしくないな。それとも、今までの君が偽りだったのかい?」
「お願い、入れないで……」
「ふふ、ほんとうは欲しいくせに」
 可憐な肉の花びらをドリームメーカーで押し開きながら、愛液のぬめぬめを使ってクリトリスや膣口をこねくり回す。やがて少女の体は異物を受け入れる準備を終え、狂おしいほどの欲求不満に堪えられなくなった時、ついに禁断の言葉を口にしてしまう。
「中に……ちょうだい……」
 すると黒い天使が二枚目の声で応じる。
「お利口さんだ」
 そしてプリマヴェーラの大切なファーストキスを奪い、柔らかな唇の感触に酔いしれると、恋多き乙女の純潔をいただくためにドリームメーカーの特性を最大限に生かすのだった。


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