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つまみぐい
【その他 官能小説】

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愛しいマスコット-6


 玩具でこじ開けられた敏感な穴から女のエキスがたっぷり垂れている。
「うっ、うう、んっ……」
 頭では理解している。この男の精力が尽きるまで家には帰してもらえないと。開脚した股間をのぞいてみれば、糸を引くバイブがありえないくらいの速さで出し入れされているのが見える。
 やめて、またイっちゃうよ、あん、だめ、あそこが変になるってば──脳内に溢れた快楽物質の熱が果歩の子宮をとろとろに溶かしていく。
 寝ても覚めてもアクメの気配がつきまとい、限界を訴えても男はけっして責めの手をゆるめてはくれない。わななく穴の奥から止めどなく溢れ出す蜜が太股を撫でて、そこから淫らに滴り落ちていく。
「こんなに漏らして、もったいないなあ」
 と、男が果歩の股間をくちゅくちゅ舐める。可憐な花が咲くように開いた陰唇を舌で味わい、あるいはクリトリスに吸い付いて、その果肉の柔らかさに鼻を膨らませて隅から隅まで徹底的に舐め尽くす。
「んくっ……」
 敏感な体質の果歩は片目をつむって身悶えた。あまり記憶にないけれど、ここへ連れ込まれてから最低でも二十回は絶頂を迎えている。それなのに、もっと恥ずかしいことをして欲しくて体が疼くのだ。
 じゅっ、じゅる、ぐび、ぐび、ごくん──喉仏を上下させて男が怪しい分泌液を飲んでいる。一体どんな味がするのか、果歩も自分のあそこを舐めてみたくなった。
「君のあそこを綺麗に舐めてあげたんだから、今度は君が俺の棒を綺麗にしてくれないか?」
 そう言って男は果歩の口を塞いでいるガムテープを剥がし始めた。
「あたしにこんなひどいことをしておいて、絶対に許さない……」
 憎しみを込めて果歩は言った。他にも言いたいことが山ほどあるけれど、へとへとに疲れていてその程度の文句しか出てこなかった。
 ひゅうっと男が下手くそな口笛を吹く。
「可愛い子猫ちゃんは怒っても可愛いね」
「はい? 子猫ちゃん?」
 思わず吹き出しそうになった果歩の小さな小さな口の中に異臭を放つ男根が押し込まれ、理不尽なフェラチオを強要される。
 ふたたびバイブで辱しめられながら果歩が男根を頬張る。下の口にバイブ、上の口にぺニスという屈辱的な格好を強いられているうちに果歩の清らかな体はとうとうマゾに目覚めてしまい、潮を吹きながら快楽に溺れていくのだった。
「あ、あ、あ、いくう、いくいく、いっちゃう、あん、やめていっちゃう……」
「誰がフェラを中断して良いって言った。ちゃんとしゃぶってろ」
「はぐう……ん」
 吐き出した陰茎が口の中に戻され、フェラチオを再開するのと同時にオーガズムを迎える果歩。あれだけ苦痛を感じていた体が嘘みたいに解放されて、善悪の区別がつかなくなるほど性的な悦びをむさぼり、目に涙を浮かべて壊れるくらいに絶頂する。
「あと一回……、あと一回……、あと一回……」
 意味不明なことをぶつぶつ言いながら男は果歩の口を犯し、そこから凶器みたいなぺニスを引き抜くと、開脚したまま拘束されている果歩の体内に熱い精子を流し込む。もはや貪欲な穴と化した肉の割れ目が、「もっとちょうだい、いっぱい中に出して」とよだれを垂らしながらザーメンを欲している。
 そんなふうに果歩が子宮を熱くさせていた時だった。男の背後にもう一つの人影があらわれたかと思うと、鈍い衝撃を感じたのと同時に男の動きがぴたりと止み、そのまま床に倒れてしまった。
 一瞬の出来事だったので果歩はしばらく呆然とその人影を見ていることしかできなかった。性犯罪を根絶するためにあらわれた正義の味方なのか、それとも獲物を横取りしに来た新たな敵なのか、戸惑っているうちに人影の輪郭が徐々に浮かび上がってくる。
 そして果歩は気持ちを落ち着けてから人影にたずねた。
「あなた、誰なの?」
     


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