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つまみぐい
【その他 官能小説】

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花蕾の滴り-5


 アトリエは屋敷の二階にあった。窓のカーテンはすべて閉め切られており、絵の具やその他の画材で雑然となっていてお世辞にも綺麗とは言えない。
「散らかってますけど、どうぞ見てあげてください」
 少女に案内されるままに室内を見渡せば、是永氏の作品と思われる絵画が所狭しと並んでいた。静物や風景など対象はさまざまだが、どれもこれも素晴らしいものばかりで思わず唸ってしまうほどだ。
「君のお父さんはすごい人だね」
 これはお世辞ではなく、ほんとうに心の底から出た言葉だった。
「おや、これは?」
 次に目を惹いたのが裸婦の絵だった。よく見ると、どこかで会ったことがあるような若い女性が描かれている。
「その絵のモデルは私です」
 事も無げに少女は言った。それはつまり、自分の裸を実の父親にさらしたということだ。ふくらみはじめた乳房も、異性を受け入れるための性器も、血の繋がった父親に描写してもらうために自ら捧げたのだろうか。そんなことがあって良いのか。
「私の体、綺麗でしょう?」
 その声にはっとして我に返ると、自分の体温が上昇していることに気付いた。あろうことか、少女の謎めいた雰囲気に惑わされて下半身が反応していたのである。
「おじさま……」
「綾女ちゃん……」
 距離を縮めて見つめ合った途端、理性はどこかへ消え失せてていた。無抵抗な彼女のことを床に押し倒し、服を脱がせて乳首に吸い付いた。めちゃくちゃに犯してしまいたい気分に駆られていたのである。
 あの裸婦の絵と同じものを手に入れたいだけなんだ。幻の桜なんかよりもずっと儚い存在を、その蕾を、その花びらを、己の欲求を満たすために散らしてやるのだ。
「綾女ちゃんのあそこ、すごく綺麗だよ……」
「恥ずかしい……」
 愛撫とクンニリングスでしっかり濡らした後に陰唇を剥き、その造形の美しさを目に焼き付けてから指を挿入する。
「んんん……」
 未成熟な体が大人の反応を示して身悶える。溢れ出る豊かな愛液が処女ではないと言っている。すると君はもう男を知っているということか。
「もしかして君は、父親から……」
 性的虐待を受けているのではないか、という台詞を飲み込み、しかしその可能性に興奮をおぼえている自分がいた。少女を独占したい気持ちが熱病のように全身を蝕み、膣をまさぐる指にも伝染する。
 近親相姦によって純潔を奪われ、そして今度は見知らぬ男にもてあそばれる。そうなることを望んでいるかのように少女の潤いは増していく。
「君が欲しい……」
「ああ、おじさま……」
 割れ目のぬかるみに男根をあてがい、そのまま一気に膣を貫いた。とてつもない罪悪感が武者震いを誘発し、狂ったように抜き差しを繰り返して少女とまぐわった。

 


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