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つまみぐい
【その他 官能小説】

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義父と嫁──つまみぐい-5


「お義父さん、こっち……」
 すっかりセックス体質になってしまった美人の麻衣は、史郎を連れて和室に移動した後、畳の上に布団を敷いて仰向けに寝そべった。
「この爺とお座敷遊びをやろうってわけかい。嬉しいねえ」
 史郎は麻衣の両脚を肩に担いで引き寄せると、濡れた花びらの真ん中に狙いを定めて毒々しい亀頭をあてがう。
 すでに精力を取り戻している史郎の松茸は、煮ても焼いても食えたものではないが、生で入れたらどんな女でも泣いて悦ぶ一級品である。鬼に金棒ならぬ、鬼の金棒だ。
「あまり時間がないの。だから早くちょうだい……」
「せっかちな嫁だねえ、まったく」
 そう言って史郎はぶっきらぼうに麻衣のる体を貫き、豊満な乳房にも手を伸ばして揉みしだきながら、こそばゆい陰茎を小刻みに抜き差しした。
 こんなこともあろうかと、昼間のうちに店屋物の鰻重を食べておいたので、女一人を満足させるだけの体力はまだ残っている。
「あ、すごい、中が良い、中が気持ち良いの、もっと、もっとちょうだい……」
 顔に似合わず麻衣は鼻声でよがり狂った。いちばん深い部分でつながりたくて、受け身の姿勢からさらに体を折り畳み、子宮口にある性感帯を肉棒で突いてもらう。
「いっ、いくっ……」
 何度目かのオーガズムを迎えて麻衣は涙ぐむ。間に合わせの敷布団はところどころがぐっしょりと濡れ、衣擦れの音に彩られた熱い吐息を史郎の胸板に吹きかける。
 夫がここへ戻る頃には、私は義父の腕の中で失神しているかもしれない。もしそうなったら、あの人にどんな言い訳をしよう──下着類を台所に放置したまま、考えても仕方のないことを麻衣はちょっぴり考えた。
「来年の姫初めは、ぜひとも麻衣さんでよろしく頼むよ」
 愛撫するように指切りを交わした史郎は、絡み合ったその指をしゃぶって腰を揺すり、蜜壺の締めつけに促されて大量に射精した。一滴残らず、膣が膨らむほどの精液が子宮に向かって注がれる。
「お義父さん、すごく素敵でした。はあ……」
 はだけた服をととのえ、乱れた髪を結い直し、麻衣は史郎を見送るために玄関へ向かう。ちょうどそこへ夫が風呂場から上がってきて、自分の妻と父親の顔を交互に見る。
「親父、もう帰るのか?」
 史郎と麻衣はお互いに目で合図を送り、何か言わねばと正常な思考をめぐらせた。体を重ねた時の熱がまだ残っているのに、もどかしい。
「あんまり遅くなると、うちのやつがやかましいからな。それに、麻衣さんからは最高のもてなしをしてもらった」
 まあ、お義父さんったら──麻衣は恥ずかしくなって頬を赤くした。
「またいつでもいらしてください。大したおかまいもできませんけど」
「是非そうさせてもらうよ」
「良いお年を」
 後ろ髪を引かれる思いで麻衣は丁寧に頭を下げた。何も知らない夫にも、ごめんなさい、と心の中で詫びながら。


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