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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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上司の美人妻-2

今日は仕事の事を忘れて楽しく飲むぞ、そう言った梨田だが、酔うににつれて口から出るのは仕事の愚痴。部下の愚痴は勿論、本当は香水を売る仕事などしたくなかったなど、部下としてはあまり聞きたくない話ばかりを口にした。ビールから焼酎、日本酒を飲んで行き、梨田は殆ど泥酔状態で同じ愚痴を繰り返し口にしていた。

飲み始めてから2時間もした頃の23時、梨田はいきなり立ち上がり千鳥足で歩きながら言った。
「俺はもう寝るからまぁゆっくりしてってくれよ。琴乃、帰りはタクシー代出してやってな!」
「はい。」
「今日はありがとうございました。」
「またなー!」
フラフラしながら振り向かずに手を振って2階に上がって行ってしまった。

「ごめんなさいね?こっちからお誘いしておいて。」
「いいんですよ。」
酒の席を片付けながら琴乃は浜野に謝った。しかしいちいち視線が意味深に感じる。もしかしたらLINEを登録するよりも早く親密な関係になれそうだ。浜野は琴乃がキッチンに片付けに行った隙を見てもう一度フェロモン香水を吹きかけた。
「もう少しお付き合いいただけますか?」
琴乃はワインとグラス2つを持って来た。
「いいですよ?」
琴乃は全く不自然さを感じさせない動きで浜野の隣に座った。
「浜野さん、お酒お強いんですね。」
ワインを注ぎながら言った。
「接待とかで飲む機会が多くて、それに先に潰れたらどっちが接待してるのか分からなくなるんで。奥様ま相当お強いですね?さっきから結構飲んでますよね?」
「父の影響かしら?父は酒豪なので。じゃ、改めて…」
グラスを差し出す琴乃。
「乾杯!」
グラスをカチッと合わせて乾杯する。グラスを口にする琴乃をチラッと見たが、やはり相当色っぽいいい女だ。美人で落ちついた熟し始めた女…、そんな感じだ。浜野の性欲は簡単に掻き立てられた。

「あ、どうせなら今、お互い登録しちゃいませんか??」
浜野が言うと琴乃はニコッと笑いスマホを取り出しお互いスマホに登録し合った。
「浜野さん、ありがとうございます。私、LINE出来る男性が殆どいなくて、悩みとか男性の方の意見が聞きたくても誰にも相談できなかったんです。あ、主人には内緒で♪」
「勿論です。」
「ありがとうございます。」
まるでキャバクラの経験豊富な人気ナンバー1嬢と飲んでいるような雰囲気だ。隣にいる事に違和感を感じさせないと言うか、むしろどこか落ち着きを感じさせてくれるような琴乃であった。

「奥様もピンクモアールを使ってらっしゃるんですね。」
「はい。いい匂いですよね、この香水。それになんかこの香水、女としての自信を与えてくれるような気がして。」
「奥様の雰囲気にぴったりですよ、ピンクモアール。」
「ンフッ、ありがとうございます。」
2人はゆったりとした雰囲気の中でワインに酔って行った。


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