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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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フェロモン・クィーン-15

2人が挙式を挙げた時、麻夜のお腹の中には新しい命が宿っていた。みんなに祝福され幸せ一杯の2人。そんな幸せの宴を見ている、フェロモン成分により浜野と関係を持った女達は複雑な心境で2人の挙式に参加していた。

結局恭子よりも早く挙式を挙げてしまった浜野。自分の美しすぎる妻が好きで好きで仕方がなかった。が、一方、麻夜の友達の中にも是非ヤリたいような女性が何人かいた。フェロモンを使い、挙式中に密かにヤッてしまおうかとも思ったが、なかなか隙がなく、それは未遂に終わった。

挙式中、浜野が友人らと一緒に歌を歌っている時、恭子が麻夜の元に祝福をしに行く…と見せかけて秘密の会話をしていた。

「もう浜野君にフェロモン成分、渡さなくていいですよ?ただの水でも渡しておいて下さいね?」
「分かりました。」
「もう私は浜野君のものだけになった。これからは浜野君が私だけのモノになる番だから…。」
「やっぱり効果ありました?女性用のフェロモン成分。」
「ハイ。初めて嗅がせた夜、もう人間が変わったかのように私に夢中になりましたから。物凄く効きますね、アレ。」
「またお持ちします。浜野さんを虜にし続けて下さいね?」
「はい。分かりました。」
2人はニコッと笑い別れた。

恭子はこれ以上浜野に体を求められると自分の幸せを壊され兼ねないと危惧し、男性に効く女性用のフェロモン成分を開発し、それを麻夜に渡したのであった。麻夜の話だと効果大との事だ。それを使い続けてもらい、浜野が麻夜以外の女に目が向かぬよう使用を続けて貰うつもりだ。その際、浜野が麻夜にフェロモン成分を使い麻夜を虜にした事も暴露した。しかし麻夜はもう浜野だけに夢中であり、返ってありがとうと言われた。今度は自分が浜野を虜にする、そう言ったのであった。

愛する旦那が友達と楽しそうに歌う姿を笑みを浮かべて見つめている麻夜。
「これから仲良くするのは男だけにしてね?女は私だけ見ててくれればいいからね?ダーリン…。ンフッ」
麻夜は悩ましげに唇をゆっくりと舐め回したのであった。


(浜野君は私だけのもの…。誰にも渡さないわ…。浮気なんてさせない。結婚したら私だけを愛してくれなきゃ…嘘よね。フフ…、フフフ…。)

何気なく麻夜を見た恭子は、急に寒気がしたのであった。




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