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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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上司の美人妻-3

話が一段落すると、琴乃はいよいよ話を核心に持って来た。
「浜野さん、相談に乗ってもらってもいいですか?」
「あ、はい。」
今か今かと待っていた浜野は少し身を乗り出す。
「私、主人が浮気をしているのではないかと疑っております。」
いきなりの言葉に、さすがに浜野もドキッとした。もともと梨田が浮気をしている事をネタに琴乃をモノにしようと考えてはいたが、あっちからそれを切り出して来るとは思わなかった。聞かれたら正直に言ってしまおうか、それともはぐらかそうか…浜野は迷った。

「結婚してから梨田との営みは中2日と空いた事はありませんでした。しかし今年に入ってから…、四月頃から中3日、4日と空くようになり、今では2週間に一度あるかないかのペースになったんです。でも歳を重ねるにつれペースが落ちるのは仕方のない事なのかも知れないなと思っていたんです。」
琴乃はそう言うと小さく溜息をつき間を置いてから再び話し始めた。
「こう言うお恥ずかしい話をするのもどうかと思うんですが、梨田は性欲が強く、必ず2回射精するんです。初めにまず…、あの…フェラチオで一回私の口に出してから営みが始まるんです…。」
恥じらう美人妻がそせられる。
「その…口の中に出る量が、間隔が空いている割には少ない事に気付いたんです。殆ど毎日してた時よりも少なくて…。ですから私は、梨田がどこか別の場所で出しているのではないかと…」
琴乃の探るような視線には冷や汗が出そうであった。

「梨田とのペースが落ちはじめたやはり四月と言えば会社で社員旅行がありましたよね?」
「ありましたね。新入社員歓迎会も兼ねての。」
「今思えばその社員旅行の時からなんです。ペースが落ちたのは。ですからきっと社内に浮気相手がいるのではないかと思うんです。」
「…(お、女って鋭いな…)」
気づいていない振りをしていてもしっかり見ているのだなと思ってしまう。すると琴乃はスマホを出し写真を見せた。
「これは梨田が送って来た社員旅行での集合写真です。」
「あ、俺も持ってますね。」
社員旅行には参加したし、写真にもしっかりと写っている。その写真を指差して琴乃は言った。
「梨田が浮気するとしたら…、この人なんじゃないかしら。」
写真に視線を向ける梨田だが、琴乃の視線が自分に向いているのが分かる。怖くてその視線に目を合わせる事が出来ず、頑なに写真に視線を向けている浜野。琴乃の指先は梨田とはかなり離れている場所に開発室のみんなと並んでいるつかさに向かれていた。琴乃の勘の良さが怖く感じてくる。

「どうしてですか??」
琴乃は心なしか顔を浜野に近づけて言った。
「梨田はこう言う一見キャリアウーマンみたいな女性が好みですから。こう言うアイドルのように可愛らしい子よりも、クールビューティ的な…。ねぇ梨田さん…?違います?」
もはや白ばくれる事が無意味に感じた。琴乃の言っている事は勘でも憶測でもなく、もはや確信だ。どっちにしろそれをバラすつもりでいた訳だ。こうなった以上、話を早く前に進めようと決めた。

「奥様は鋭いですね…。課長を裏切る事は後ろめたいですが…、おっしゃる通りです。弓野つかさと言う開発室の女性です。」
そう言った浜野は琴乃がどう言う態度を見せるのか様子を探っていた。だが琴乃は冷静であった。
「やっぱりね…。フフッ…」
そう穏やかに言ったが、しかし爪先でつかさの顔をカツカツと音を立てている事が穏やかではない事を物語っていたのかも知れなかった。


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