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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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-3


「白木にそんなこと言う権利あったっけ?」
「だか、ら。たしなみだよ!オンナの」
「へ〜・・・だったら、日本のファッション界にでも言えば?」
「・・・・」

いつも、嫌味なぐらい落ち着いている白木の慌てる顔を見るのは面白い。

「別に、この服は私がデザインして縫ったわけではございません」
「・・・・」
「市販されている服なんですけど」
「・・・・」

「オレが・・・」
「なぁに?」
「だから、俺が」
「はぁ?聞こえませーん」

「だから!俺がイヤなんだよ!」

近所迷惑か?って程の大きな声で
憮然とした顔で私の問いに言い返してきた。

その顔が何とも可愛くて。
愛しくて。

少し悔しそうに認める白木を好きだと思った。

そんな白木のそばまで行って、ぎゅーっと白木を抱きしめる。

「ばか」

「始めからそう言えばいいのに」

私のその言葉を聞いて白木も私を抱きしめてくる。

その手が熱かった。



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