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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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-1


大学に入ってからずっと好きだった人に彼女が出来た。
大失恋だった・・・


1つ上の成田先輩は、カッコ良くてずっと誰のものでもなかったのに・・・

成田先輩は里香さんと付き合いだして。
こっちが見てて、ビックリするほど甘々になった。

あっという間の変身にビックリする間もなく
私の失恋は決定的になって。

先輩たちは卒業して行った。

今までアイドルみたいな感じで見ていたのに
里香さんとのツーショットを見るたびに
あ、ぁ。成田先輩を本気で好きだったんだな、と思い知らされた。

同級生の柳下は
「運命の恋じゃなかったんだろ」
とだけ言って

斉藤は
「もっと、松井にあった男がいるよ」
と慰めてくれた。
けど、可愛い後輩のダイブツちゃんとラブラブしてるあんたを見てると
おざなりの慰めの様で、なんか納得いかない。

それより何より、白木が
「いつまでウジウジしてるんだよ」
と、鼻でため息をついたのが許せない!

あんたにだけは言われたくない!

あんただって、乃恵の事でいつまでもウジウジしてるよね?

白木は、乃恵が岡部先輩と付き合った後も、ずっとずっと片思いしてる。
それは、仲間内ではもう公然の秘密となった片思いで有名だ。

私のように、大っぴらに「成田先輩が好き!」という片思いとは裏腹に
白木の片思いはじっと見守る片思いだ。

あんなの辛くて私だったらやっていけない。



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