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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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「綾香、明後日のゼミの飲み会、来る?」

日曜日、レポートを2人で書きながら白木の家でお昼ごはんを食べている時
言いにくそうに白木がキリ出した。

「ゼミの飲み会?」

前に乃恵が幹事をすると言っていたあれか・・・

「だって、ゼミ生以外の私が参加していいの?」
「まぁ、たまに彼女とか連れてくるやつもいる」
「え。良いよ私は」

白木が乃恵にデレデレしているところを見たくもないし
乃恵にわざとらしく私との仲を見せようとする白木も見たくない。

そんなもん、勝手に白木が飲み会に行けばいい。

「乃恵ちゃんが、呼べって」

出た!白木の『乃恵ちゃん』!
私の事は昔から松井、なんて名字を呼び捨てだったし
ダミーの彼女役が始まってからは名前を呼び捨てなのに。

可愛く「ちゃん」付けなんかで呼ばれてみたいよ!!

「あっそ」

「・・・・来いよ」
「やだ」

まったく。バカじゃないの?このオトコは。

乃恵はとっくの昔に彼氏ができてラブラブだって言うのに
何年も何年も、乃恵ちゃん乃恵ちゃんって!

さっさと諦めりゃぁ良いのに!

「お前は・・・BBQは来るなって言うのに来るし
ゼミの飲み会は来いっつーのに来ないって言うし」
「・・・・」
「全く何考えてんの?」

それはあんたよ!



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