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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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-6


1回も、誰とも付き合ったことのない私は
理想と妄想が無限大に広がって
付き合うことと彼氏に過大な期待してる。

そんな私を絵里は笑うけど

ねぇ。白木?
恋愛初心者にはこんな行為は高度すぎてダミーだと分かっていても気持ちをセーブ出来ずにドキドキしちゃう・・・

急いでこの場と、白木からから逃げ出したくて
急に立ちあがったとき、ガタンと思った以上に大きな音をたてた椅子は

「待ってるよ」

そう笑う白木の声ごと食堂中の注目を集めた。

羨ましい。
そんな声がどこからか小さく聞こえてくるけど
私だってこんなセリフは羨ましいよ。

自分に言われているとは思えないから。

「じゃ、後で」

そんなセリフに見送られて
肩に白木のジャケットを羽織りながら
私は絵里の待つ教室に急いだ。




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