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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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-3


そう息巻いてセッティングしてもらった合コンは
斉藤の言うように、すでに合コンではなく
知ってる顔も知らない顔も
とにかく参加を広く募った飲み会は
小さいお店を貸し切りにして
立食系の打ち上げの様な飲み会になった。

「松井。イイ男居た?」
斉藤がビールを片手に聞いてくるけど
「ううん・・・」

就活の報告や、女友達との話しが楽しくて
初対面の男性と、全く話してない!

「はぁ?何やってんだよ?
ほら、あの辺なんか、松井の知らない奴らじゃねーの?」
「うん。まぁそうなんだけど」

「なんだか綺麗な子たちがガード作ってて」
「あぁ?」

そう言って斉藤が視線を飛ばすと
確かに綺麗な女の子たちが群がっていた。

「大丈夫。松井も話さなきゃかわいいから」
そう言って笑いながら近寄ってきたのは白木で
その言葉に斉藤は笑いながら
「確かに」
と言って、離れて行った。

「あんたって本当に一言多いね・・・」

私は少し熱い、お酒の匂いのするため息をついた。

「なんかさ?ココまでしてもらって悪いけど
多くの男に会えば会う程、成田先輩がまだ好きだって思う」
「はぁ?」

「やっぱり好き」
「・・・・」




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