ｲﾝﾀｰﾈｯﾄがとまらない-5
今朝、博久は友人の所に行くと告げ、家を出た。当然それは嘘で、博久の頭の中には暴虐な計画があった。まず博久は玩具屋に行くと小型のボイスチェンジャーとモンスターのマスクを購入した。次にサバイバルナイフとガムテープを買い、そして服と靴を一式買い揃えた。そして、博久は時間を計って家に戻った。一人きりになると栗実はネットを始めるに違いない。駅のトイレで服を着替えた博久はこっそりと家の中にはいると中の様子を窺った。もし、一階に栗実がいれば計画は中断である。計画は先延ばしである。博久は栗実が一階にいることを願ったが、残念ながら栗実は自室にいた。今、この好機を逃せば自分はこの一歩を二度と踏み出せなくなる。これは神が自分に与えてくれた千載一遇のチャンスなのだ。そんな自分勝手な思い込みを胸に、博久は買ってきたゴリラのマスクをかぶった。靴を脱がずにそのまま二階へ上がると、博久はゆっくりと妹の部屋のドアノブを回した。栗実はドアノブが回ったことには気が付かず、背を向けてパソコンに熱中していた。もう、後戻りは出来ない。頭に血が上り、何も考えられない。ただ、耳の中で蝉の鳴き声だけがけたたましく鳴り響いていた。そして、何かに突き動かされるように、博久は意を決して妹の部屋に飛び込むと、驚いている妹の口をガムテープで押さえ込んだ。
「静カニシロッ！！」
サバイバルナイフを突き付け、博久は一喝した。栗実は暴れたが、博久は手首をまとめ上げてガムテープで固定した。そして栗実をベッドの上に放り出した。怯えた様子で暴漢を見つめる栗実。博久はその栗実の様子をねっとりとした視線で見つめた。投げ出された妹の肢体はどこも甘い性臭を発散して、博久の股間を刺激した。涙を湛えた黒目がちの瞳、滑らかなうなじ、年に似合わぬ豊かな乳房、むっちりとした太股の奥には可憐な白いショーツが覗いてる。博久の視線はその部分に釘付けになった。栗実はそのいやらしい視線が自分の大切な部分を凝視していることに気が付くと、もぞもぞと太股をすり合わせて何とかその視線から逃れようとした。博久はベッドの上に投げ出された妹の肉体から、ふとパソコンの方に興味を移した。机の前に立ち博久はモニターの中に何が映されているか確認した。案の定それはエロ小説のサイトであったが、近親相姦、それも兄と妹を扱ったものであると知り、博久の胸は驚きと共に熱く灼けついた。もしかすると、栗実は自分との情交を思い描いてこの小説を読んでいたのかも知れないのだ。博久は堅くなった股間をますます充血させ、そしてベッドの傍らに跪いた。栗実はパソコンに表示されている秘密を知られ、恥ずかしさと絶望で顔を背けていたが、博久にはそんな仕草がこの上なく愛らしかった。小さく溜息をついた博久は妹の胸におずおずと手を伸ばす。家の中にいるとき、栗実はブラジャーを着けていなかった。暑くて煩わしいからだが、その為、薄いＴシャツは汗で張り付き、乳首がうっすらと透けていた。シャツの上から胸を鷲掴みにする博久。暴漢に触れられ、栗実の身体がぴくりと震える。初めて触る妹の乳房はこの上なく柔らかかった。風呂場で覗き、恋い焦がれてきた妹の乳房であった。博久はベッドの上に這い上がり、両の手でその感触を味わう。ぐにゅぐにゅと揉み回すと、汗でシャツの張り付いた乳房が淫靡に変形する。そして手の平の中で、堅く隆起し始める乳首。博久はシャツの裾に手をかけると、それをゆっくりと持ち上げていった。ぺったりと身体に張り付いたシャツはまるで果物の皮のようであった。そして露わになる二つの果実。新鮮な卵の様に乳輪、乳首と段を成して、それは身体の上で不安定に揺れていた。生の乳房に手を添える博久。それはこの上なく柔らかく、熱かった。再びぐにゅぐにゅと、飽くほど乳房を弄ぶと、博久は堪りかねて、マスクの下をめくりあげて乳房に吸い付いていった。一瞬、ミルクの匂いが鼻腔をくすぐったが、それは少女特有の甘い体臭なのか、本当に乳の匂いだったのかは分からない。ただ、博久は柔らかな乳房に顔を埋め、堅くなった乳首に舌を絡め、赤ん坊のようにちゅうちゅうと吸い上げた。顔を上げると乳首は堅く隆起し、唾液で淫靡に輝いていた。それはまるで新鮮な水果のようだった。博久は再び乳首に吸い付くと、舌先で乳首を舐め回したり、べろべろと乳房を唾液まみれにした。そして、乳房と言わず、脇の下と言わず舌で這い回る。舌は脇腹や腹部、へその穴を丹念に舐め回し、腰に引っかかっているスカートでとまった。博久は顔を上げると、ミニスカートから伸びる太股と、すらりと伸びた足を見やった。