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まつりのあと
【女性向け 官能小説】

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2-5

「あっ、はあっ……ああっ……」


静かな部屋は、あたしの嬌声と、彼の荒い息遣いと、衣擦れの音と、そしてあたしの肌に唇を吸い付ける音ばかりが響いていた。


「んっ……」


もどかしくて腕を動かそうとしてもギシッとロープが軋むだけ。


筒井くんは、淡白だと思っていただけに、こういうものを用意してあたしを犯そうと考えていたんだと思うと、身体の芯が熱く痺れていた。


犯されているシチュエーションなのに、彼の愛撫はとても熱く、ねちっこいながらも気持ちがこもっている。


両方の乳房を手と唇で丁寧に可愛がってもらううちにあたしは、無意識に太ももを擦り合わせていた。


「亜沙美……」


「つ、筒井くん……おっぱいだけじゃイヤ……」


恥ずかしいけど、今日はきっと淫らになっても許される。


乱れた自分をさらけ出したい気持ちを隠しきれなくなって、あたしはわずかに膝を立てた。


「下も……メチャクチャにして……」


そう言うと、彼の生唾を飲み込む音がハッキリ聞こえた。


視覚を奪われた今、聴覚が研ぎ澄まされてその音一つにあたしも身体が疼く。


もっと、もっと淫らに交わりたい。


あたしは立てた両膝を左右にそっと開いた。


「亜沙美っ、これ……」


多分下着を目にしたのだろう。ボイチェンジャーの機械的な声が、短く息を飲む。


「筒井くん……」


「すげぇ……ブラとおんなじになってんだ……」


これもオープンランジェリーで、ブラとお揃いの物だ。


クロッチに大胆なスリットが入っていて、下着をつけたまま、繋がることができる。


彼がまだ触っていないそこは、もうシーツまで濡らしているんじゃないかってほど濡れていた。


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