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まつりのあと
【女性向け 官能小説】

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2-1

「料理よし! ケーキよし! お酒よし!」


バッチリ掃除が行き届いた部屋であたしは一人、指差し確認。


そして、少しだけ声のトーンを落としながら、


「……エッチの準備、よし」


と自分の身に着けた衣装に目を移した。


「……なんか恥ずかしいな」


そう言って水色のシャツをつまんでチラリと隅にある姿見を見れば、警察官のカッコをした自分が映っていた。


遠藤くんからハロウィンはコスプレで盛り上がれば? というアドバイスを受けて実行することにしたものの、着慣れない衣装にさっきから身体が落ち着かない。


それに今日身につけてる下着だって、いつもと違って、セックスのためにつけるようないやらしいものなのだ。


コスプレ衣装も、エッチな下着も、購入元は遠藤くんから教えてもらったサイト。


そこは、完全に大人向けのサイトで、そこから買った衣装は、スカートが本物の警察官と違ってかなり短いものだ。


他にもたくさん衣装はあったけど、メイド服は派手顔のあたしには似合わないような気がしたし、かといってナースはハードルが高いし、女教師のスーツはいつも仕事でスーツを着てるのもあってイマイチ新鮮味に欠けるということで、選んだのがこの警察官の衣装だった。


遠藤くんからは、どんな衣装にしたのかしつこく聞かれたけれど、言ったらずっとそれをネタにからかわれそうだし、どうせコスプレ姿なんて筒井くん以外に見せないのだから、最後まで濁した。


「そもそも、こんなエロいカッコ、筒井くん以外に見せられるわけがないじゃない」


シャツは胸元が大きく開いていて、谷間がクッキリ浮かび上がっているし、太もももかなり露出している。


そして、極めつけのセクシーランジェリー。


力が入り過ぎて、もしかして筒井くんにドン引きされちゃうかも知れないけれど、そこは遠藤くんのフォローを信じるしかない。




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