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【SM 官能小説】

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宴 〜肛虐〜-8

「い、嫌っ……!」
だが抵抗は、明らかに弱くなっていた。
潤滑油代わりにまぶされたローションが滑りを良くし、異物に対する拒否反応を押さえ込む。
「やめてえええ……!」
聞き入れられないと分かっているのに、智佳は悲鳴を上げ続けた。
胤真は、菊花を犯す指を二本に増やす。
そして、舌で真珠粒をねぶり始めた。
「ああっ、あっ、あああっ、あああ〜っ!」
苦痛と快感とで同時に責め苛まれ、智佳は初めて哀願以外の声を上げてしまう。
「そう、この声だ……俺はずっと、この声を聞きたかったんだ……」
早くも舌先に絡み始めた液体を膨らみかけた小粒になすり付け、胤真はそう呟いた。
「はあっ、あああっ、ん、はあっあっ」
痛いのか。
気持ち良いのか。
もはや、智佳には分からなくなっていた。
「……十分ほぐれたな……」
胤真は排泄口から指を抜き、代わりにアナルパールを挿入した。
そして……スイッチを入れる。

ぶいぃ〜……

バイブは、無機質な音を響かせ始めた。
「いっ……嫌あああああっ!!」
直腸を犯す異様な感触に、智佳は悲鳴を上げる。
「そのうち慣れるさ。俺が、覚えさせてやる……両方を同時に愛される快楽を、な」
そう言って、胤真が上にのしかかってきた。
「……癖になる、味だ」
「ひっ……嫌ーーっ!!!」
身悶えもむなしく、胤真は智佳の中へ侵入して来る。秘部はぬるぬる……とまでは行かないまでも、男をスムーズに受け入れられるだけの愛液を湛えていた。
智佳の秘裂は、ズブズブと胤真の勃起を受け入れる。
「あの時は、処女膜のせいでこうなれなかった……あの馬鹿彼氏が、羨ましい……」
「あ、あ、ああ……」
「ち〇ことバイブが中で擦れて、いい気分だろう?」
胤真は少しだけ、腰を動かした。
「んっあ……!」
びくん!と智佳はのけ反る。
「きついま〇ことバイブの振動があいまって、俺は物凄く気持ち良い……中で出したいくらいだ」
「……!?」
その言葉に智佳は、声も出せないほど恐怖した。
「ま、もう遅いかもな。なんせ、生で入れてるからさ」
「っ!!?」
「ははっ!生って聞いた途端に、すごい締め付けだ。楽しめよ、この際な」
胤真は、腰を使い始める。
「いっ……嫌あああーっ!!あっ、あああっ!ん、くっ!ふぁ、あ、はあっ!」
直腸を犯される気色悪さよりも胤真に犯される快感が勝り、智佳の上げる声は実に艶っぽいものになった。
「そう、この声だ……もっと、もっと聞かせてくれよ、智佳」
「やだ、やだ、やだぁああ!お願っ、抜いて!抜いてよお!」
「無茶言うな。こんなに気持ち良いのに、やめてたまるか」
胤真はがつがつと、連続して子宮を突き上げる。
「嫌あああっ!」
「嫌と言いつつ、ち〇こをギツギツに締め上げてるのは、どこの誰だよ?」
胤真は智佳の髪をかき上げ、耳を露出させた。
そして、かぷりと食いつく。
うぶ毛に包まれたつきたての餅のように柔らかな耳たぶを、胤真はわざと音を立てて舐めしゃぶった。
「ん?犯されてるのに気持ち良がって……本当は、こうされるのを待ってたんじゃないのか?」
「ちっ……違うっ!違う違う違うっ!そんなの、あるわけっ……ない……」
「そうか、ないか」
楽しそうに、胤真は言う。
「なら、どんな事でも快楽に変わるように調教してやらないとな」
「……!!」
智佳は、目を見開いて胤真を見た。
「浣腸されてトイレに行きたいという状況だったとはいえ、お前が俺に忠誠を誓ったのは事実だろ?」
胤真は言う。
「そして俺がサドである以上、忠誠を誓ってもまだ反抗的な女を隷属させる手段は……こういうのが一番だ」
胤真は、腰の動きを速めた。
「やっ……あっあっああっ!!」
「さあ、お楽しみはこれからだ。たっぷりと、抗ってくれよ!」
−中に出される。
直感的にそう考えた智佳は、悲鳴を上げながら腰を動かした。
「ふふふっ……どうした、急に腰を動かして?俺を早くイカせたいか?」
分かっていながら、胤真は言う。
そして。
「ならご期待に応えて、中に出してやるからなっ!!」
「嫌ーーっっ!!!」
智佳の声もむなしく、胤真はとうとう中で果てた。


−智佳の地獄は、ここから始まる。


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