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悦子の悲しい想い出
【SM 官能小説】

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処置室-1

第二部 処置室にて

三組の夫婦による責めが順に始まりました。一組40分という時間制限ですが、私にとっては合計二時間という気の遠くなる時間です。

 まずは浣腸です。
 足が膝から外に曲げられ、頭の方へ持ち上げられました。すねを固定されているので、自分では動けませんが、機械仕掛けなので、足が左右に開きながら持ち上がっていくにつれてしだいにお尻も上がっていきます。カエルを仰向けにした感じです。
 股間にはガーゼが載せてあります。ガーゼは翳りの上に載っているだけなので、秘裂やお尻の穴が天井を向いてしまい、丸見えだったはずです。手で隠すこともできない、女にとって、とても恥ずかしい格好です。
 ただ、足が大きく左右に開いているこの格好は、意外と楽な姿勢でした。

 奥さんが、お尻の穴を探っています。
「痛いっ!」
 無神経に伸ばした爪をお尻の穴のひだに立てるので、とても痛くて、とうとう声を出してしまいました。たぶん、薄いゴム手袋なので爪の感触がそのまま伝わってくるのでしょう。ゴムが破れてしまうのは時間の問題でした。
「ひだが菊の花みたい。……ねぇ、あなた、見て!綺麗だわ。
 あら、いやだ。……あなた、見て!
 ほら、よく見るとお尻の穴の周りにもずいぶん毛があるのね」
「あたりまえじゃないか。お前だってそうだよ」
「あら、ほんと?……まぁ、恥ずかしいわ。
 そんなの今まで気が付かなかったわ。
 だって、自分じゃ……見えないんですもの。
 ねぇ、このガーゼは邪魔だから取りましょうね」
「ああっ」
 ご主人が間延びした声で奥さんに返します
 スーッとヒンヤリとした外気を感じます。ガーゼが取られたのでした。薄いガーゼなのに、けっこう保温効果があったのですね。
「よし、穴にたっぷりクリーム塗っとけ。
 今から強力なのを、まず一本入れてやるからな」
 お尻の下の台は、U字形にくりぬかれていて、作業しやすくなっています。奥さんの伸びた爪の指先で、お尻の穴にはグチグチと品のない音を立ててクリームがたっぷり塗られました。
 続いて、ご主人の指が少しずつお尻の穴の中に入ってきました。
「いやぁ、指を入れないで……」
 でも、かまわずに指はどんどん奥へ入っていきます。指先が直腸の内部を探っています。
「いやぁ……」
 指先に硬い固まりが触れたようです。便が腸の奥へ押し戻されるのがわかります。
「おや、ずいぶんカチンカチンになっているぞ。
お嬢さん、便秘気味だね」
 私は恥ずかしさで答えることもできません。食欲も無いせいもあって、ここ二日は、排便していませんでした。
「こりゃ一本や二本じゃだめかもな」
「でも、入れてみましょうよ。
 それとも……ほじってみる?」
「いや、ほじっていたんじゃ……時間が無くなる」
 浣腸の準備をしているのか、二人の声が聞こえなくなりました。
 やがてお尻の穴に二人の息がかかってきました。二人が何処を見ているのか考えると恥ずかしくなってきました。
突然冷たく硬いものがお尻の穴に刺さりました。
「いいいっ、痛いぃ……」
 そして冷たい液がグングン入ってくるのがわかりました。
「ううぅん。……いや。……もう止めて」
 ご主人は黙ったまま、中身をすごい勢いで入れているようです。たちまち浣腸器が空になりました。
「お前、もう一本だ。……用意しろ」
 奥さんが、浣腸器に液を入れる間、旦那さんが私のお尻の穴を指で塞いでいます。続けてもう一本が入りました。
「お嬢さん。おなかはまだまだ大丈夫だろう。
 もっとたっぷり入れてやるからな」
 続けてさらにもう二本も液を入れられました。それでなくても妊娠していて、おなかが張っているのに、そこに浣腸液を三本も入れられたのです。六百t位入ったのでしょうか。おなかがしだいに大きくせり出して太股にくっついてきました。
 ご主人はお尻の穴に入れた指で、中をかき混ぜ始めました。
「おなかが痛いわ。お願い、もう……出させて」
「まだまだ。……こんな程度じゃ、浣腸の初心者のうちにも入らんわ。
 さぁ、もっと浣腸液を入れてやろう。
 入り口にあるウンコはまだ全然ゆるんでいないわ」
 そういってもう二本続けて入れました。
 私はもう苦しくて苦しくて、肩でハアハアと息をしています。
 ご主人の指はすっかり根本まで入っています。私は洩らさないように、必死でお尻に穴を引き締めていました。ですから、きっと指の根本をすごい力で締め付けていたんだと思います。
 ご主人は指を肛門の中で回し続けています。
 突然、グルグルッとおなかが鳴り出しました。
「この音が聞こえてくれば大丈夫だ」
 やっと排便させてもらえるのだと思い、ホッとしました。
「さて、アヌスストッパーをして、これから十分間だ」
 その言葉で、目の前が真っ暗になりました。


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