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金 太魔くんの奮闘記
【熟女/人妻 官能小説】

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近所の犬かと思ったら、母ちゃんの遠吠えだったつう話-5

男が来ねえ日は、ヘッペ狂いの母ちゃんが正気に戻るつうか、母親の片鱗を見せる一瞬があってよ。それは”料理”なのよ。男が居る時は刺身とか寿司とか乾物みてえなもんばっかで料理なんかしねえ。ヘッペに忙しくて料理してる暇がねえから。昔なんかコンビニ惣菜なんてねえべ、冷蔵庫ん中は魚屋のカマボコとか竹輪とか筋子とか、そんなもんばっか。常時あったのはショッペぇショッペぇ塩引き(鮭)。一かけらでご飯三杯行けるぐらい塩っけが多い。所謂、ナントカ煮とかナントカ炒めとか、手の込んだ料理は喰った事ねえ。作ったとしても糞マズィーし。そんな母ちゃんの愛情籠ったヒト品。後にも先にもたったの1品、得意の1品。それはカレーライス。まずくも旨くもねがったと思うんだども、旨えつう疑似記憶があんだべな、ウメぇかった記憶。

卓袱台で向かい合わせでな、その(バーモント?)カレ&ライスを母子で喰うわけよ。黙々と。男が居ねー時は何だか抜け殻みてえな母ちゃんで、本当この人は男が居ねえと生きていけねえヒトなんだと思ったわ。母ちゃんがさっさと喰い終わって、煙草を咥えてマッチをチャチャッとやってポッポッって食後の一服吸うと、煙草の先っちょがパァーッと明るくなって。外は薄暗くなってる夕飯時の情景。オラはまだ喰い終わってねえから、煙草の煙の臭えのを我慢しながら口に入れてた。

そしたらいきなりだ『太魔には済まねえと思ってんだよ母ちゃん..』ボソッ、と。まるで北の国からのドラマ展開で面喰らったオラだども、聞こえねえ振りこいて黙々とカレーライスを喰ってた。話は続かなかったな。だから、この話の続きはねえ。ねえけど母ちゃんは何が済まなかったんだべなと今思う。子供のいる家で男と嵌め狂ってる事が済まねえのか、オラが父ちゃんの実子でねえって事隠してるのが済まねえ事だったのか..。

済まねえ割には男が来ると淫売モード全開の母ちゃんになる。オラはなるべく感情を持たねえようにした。男と居ると別人のようになる母ちゃんは、本当に別人だと思わねえとやってらんねえ。別人のようになる原因。その原因は男が持って来る何かだったと思ってるけど、ここでは言えねえわ。女があんなキチガイになる薬だ。男が昼夜寝ねえで激闘出来るシロモノだ。母ちゃんはもうこの世には居ねえけど、死ぬまで廃人にはなってなかったから、実際、隔世剤だったのか発奮薬だったのかタダの青汁だったのかわがんねぇ。

オラの町は人口4千人程度の半農半漁の田舎で、学校も漁師のガキと農家のガキが半々。ダム建設(砂防工事?)やらの関係者も居たから、そこにそれらのガキも加わってたわけだけど、やっぱ漁師のガキは気性が荒くて力の強い奴が多かった。漁師のガキにはよーく苛められたわ。うちの母ちゃんの町での噂は、ネット時代の方がまだ情報が正確でましってぐらい目鼻尾びれが付いて情報が出回ってたからよ。水商売の女だったし。まあ有る事無え事、大人にもガキにも言われた。

一番厭だったのは、お前の母ちゃん「売女」つって言われるんだども、金を貰ってはヘッペさせねえから。飽く迄も無料だから(笑) そこんとこだけが、オラの変なプライド。ガキ仲間に苛めは沢山受けたけども、苛めと思った事がねえ。『お前の母ちゃんは誰にでもヘッペさせるんだべ?』って言われても、『んだぁ、おめえの母ちゃんと同じだべや』つう。『何言ってんだこのっ!!』となるべ。『●●んとこのオヤジと神社のウラでヘッペこいてるの観たでオラ』つって、さも観たかのように他のガキ仲間にも言うべ。そうすっと大騒ぎの大喧嘩になるけど、中には本気で信じる奴もいるから、事細かくウソを教えてやると、それがガキの連鎖で結構広まるわけよ。兄ちゃん姉ちゃんもいるから。気に食わねえ奴には徹底的にこの戦法(陰口)で、家族の悪評を流してやった。

実際本当の話で、ガキ友のFちゃんの母ちゃんとMの父ちゃんが浜の岩陰から出て来る所をよー、3、4人で目撃した事があってな、あれはびっくらこいたで。何かあんでねえかーつって、(オラはヘッペでコンドームを使うのを既に知ってた)現場に行ったわけよ。そしたらあった。体を拭いたんだべ、手拭が捨ててあってその傍らを探して足で掘り上げてたら、クラゲみたいな透明なモノが。オラは砂まみれのそれを棒で掲げて『コンドームだ、見て見れ』無知な友達が『コ、コンドームって何よ!?』みたいなドングリ眼。他のガキもナニナニ、ナニナニが始まって。オラがしたり顔で『おめえら、これはよーコンドームつうの、コンドーム』。『だからナニよ、ナニナニ』つって疑問を膨らますべ。オラがまた『精子よ精子、精子入ってる。『ガキが産まれないようにチンポにこれを被せてヘッペすんだ、知らねえんかや』と、ヒトクサリ解説してやる。

精神年齢が3、4年先行ってたガキだったオラ。ヘッペこいてた母ちゃんの子供Fちゃんは、オラの遊び友達でいい奴だったから、その話は絶対に口外しなかったけども、やっぱ他所の親父にやらせる母ちゃんもいるんだなあと思ったわ。オラんとこの母ちゃんだけでねえべこのおーって。偉そうな事をホザいてるガキとか大人に、ウソで固めた陰謀論を影で広めるのが楽しくなったオラ。


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