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若奥様はちょっとエッチな女スパイ
【若奥さん 官能小説】

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その4:ナイトさま再び!! しかし、王子様の前で、奥様スパイ生き恥の連続!?-1

そう、若い組員に扮したのはなんとあのイケメン刑事瀬野だった。ダークスーツにサングラス姿だったので、わからなかった順子だが、先ほどまでの言動をすべて見られていたかと思うと、羞恥心で愛らしい顔が真っ赤になった。
「そ、それにしても順子さん… すっげえ、捕まりっぷりですね」
このイケメン刑事に、素っ裸同然にひん剥かれ、鞭でシバかれアンアン、喘いでいた姿を見られていたかと思うと恥ずかしさで死にたくなる順子だが、その気持ちさえどこか快感な自分がいる。対する瀬野はどこか、初心で魅惑の人妻スパイの緊縛された姿を前に、ドギマギしつつ顔を背ける。
(うふふ、彼、結構恥ずかしがり屋さんなんだわ 私の裸を見たくらいで、顏赤くしちゃってるんだから💛 スパイ業も結構愉しいかも?)
そんな淫らな気持ちをひた隠し、可愛い人妻スパイの表情でナイトさまに哀願してみる順子。

「瀬野さん、早く助けてッ 早く脱出したいわ」
(フフフ、瀬野君、さぁ、私を助けて一緒に逃げてッ あ、でもまだ解放されたくないかも… もう少し、彼をドギマギさせてあげなくちゃ)
と完全に虜の状況を愉しんでいる順子。
「助けてあげたいのはやまやまなんですが、間嶋先輩がうんと言わなくて… 順子さんは奥様スパイとして合意の上だから、もう少し囮調査に協力してもらうとのことなので…」
織り込み済みの回答だが、思いっきり甘えてみる順子。
「ええ〜〜ッ、これ以上捕まっていたら、私なにされちゃうかわからないじゃないッ ね、お願いッ、私を守って💛」
縛られている手首をこすり合わせ、艶めかしい脇の下を見せつけ、Eカップ乳房で自己主張。そんな艶やかな姿に、硬直して目を奪われる純情な瀬野君。前回性拷問を受けているところを助けられ、バイブまで引き抜かれた拍子に絶頂を迎え、そのスケベな姿を晒してしまった順子には逆に開き直りもあるのだ。
(ふふふ、戸惑ってる、戸惑ってる💛 可愛いなぁ、瀬野君 さぁどうする?)
人妻の貫録で純情青年を弄んでみる女スパイ。しばし、無言…。
「もう、いいわ、瀬野さんなんてッ!!」
と、拗ねたふりをしつつ、これからどんな仕打ちを受けるのかという微かな不安と、淡い期待を込めるマゾヒスティックな奥様スパイであった。

一時間後の「平定」二階の大広間。政治家林寛弥先生も到着し、川口会組長と上座に座り、まさに役者の揃ったという状況の宴の場。
「本日は林センセイがお見えになるという事で、平定が意地にかけて競り落としたマグロをご覧いただきます 最高値で四百万円!!」
時代劇の悪代官に仕える庄屋を彷彿させる、細面の老人が板前たちに運ばれてきたマグロを一堂に誇らしげに示す。見事なマグロに嘆声を漏らす一同。だが、それでは終わらない。
「そして、今宵は川口会組長様より、もう一つ調理の御依頼をいただいておりまして…その食材がこちらです!!」
襖がすうっと開き、そこに現れたものとは…。

もし、真面目なバンカー間嶋誠がこの場に居合わせでもしたら卒倒していただろう。そこには青竹で手作りされた大の字磔台に縛られた全裸の順子の姿が!! 哀れ、パンティすら剥ぎ取られ、開かれた太腿の間で、陰毛までバッチリ晒している。先ほどとは別の意味でため息が漏れる大広間。
「で、デカい、デカすぎるおっぱいだ…」
「このスケベな女、誰だ?」
「さすが老舗料亭、女まで上物を仕入れるとはな」
と言いたい放題だ。

さすがの順子も、羞恥心いっぱい。前回も素っ裸で大の字磔の憂き目には遭ったが、総勢50名はいるであろう男たちの前で一糸まとわぬ姿を晒しモノにされるのだから、AV女優でも、正気ではいられまい。
(もう、いくら女スパイでも、息子の嫁をこんな目に遭わせるって、どーいう事!? 信じらんない!!)
涙目で唇を噛み締めつつ、視界の隅に入ったお舅、毅と瀬野に、いーッと歯を出してやるのが関の山だった。そんな可愛い反発心一杯の女スパイにぞっこん惚れ込んだのが、リンカンヤの異名を持つ女好きの代名詞、政治家の林寛弥だ。
「いいねぇ、この女!! どこで手に入れたの?」
「実は、今宵の宴を探りに来たようでして 女スパイとか、名乗ってますが口を割らないんで」
説明をうけた林寛弥はますます順子を気に入った様子で、四肢を縛られ隠しようのないEカップ爆乳の上でそそり立つ乳首を指でつまんだり、顎に手を掛けたり…。
「なら、俺様が直々に問い質してあげようか、お・嬢・ち・ゃ・ん!!」
でっぷりした肥満体に加え、虫唾の走る様な口臭と声音に、顔を背ける順子。
「問い質されなくても言ってあげる!! 私は女スパイよ あんた達みたいな悪い人たちをやっつけるために潜入したんだからッ!! そこのマグロみたいに、貴方達を料理してあげるんだから!!」
と虚勢を張ってみせる奥様スパイ。
「はっははは、調理するつもりが、これから調理されることになるんじゃ、本末転倒だねぇ」
と、意味深な言葉を吐きつつ、平定の主人を見つめる林寛弥。
「はい、林センセイのお好みはきちんと理解しておりますですよ!! さぁ、この‘食材’を調理場に運びなさい!!」
磔板にかかったまま、板前たちに運ばれてゆく女スパイだった。


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