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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈霧散した未来〉-5

[レズプレイにも挑戦!]

[淫貝を擦り合わせて悶絶する人妻]

[年上お姉さんの悪戯タトゥーでメス豚認定!]


どれか一つでもいい。
しっかりと見せて欲しい。
こんなダイジェストの映像ではなく、一本の作品として映して欲しい。


[悪魔のポルチオ開発で自我崩壊!股間も決壊(爆)]

[自分を犯した男のチ○ポを自ら貪る]

[“メス豚”タトゥーの彫られた巨尻を振り乱し、マン汁を撒き散らす人妻]

[旦那が見たら自殺モノの恥態を曝して悶えまくり]


高額を支払って手に入れたDVDは、期待外れもいいところだ。
しかし、天パ男の勃起は弱まらず、むしろ欲望が沸き上がるのを感じていた。


[君もこの淫乱ドMな人妻・恭子を好きにしてみないか?もし廃人になっても治療費も介護費も旦那持ちだよ(爆)]


天パ男は自慰を止めた。

アイドルが清純を“売り”にするように、虐げられる事が悦びであるマゾ性を売りにするAV女優のような、淫靡なキャラクター像を恭子は作られていたのだ。

この映像は恭子を犯罪の被害者ではなく、どこか架空の、凌辱する事に罪悪感を感じる必要もない、下劣で淫乱なマゾヒストだという意識を植え付ける為の物だ。
誰からも大切にされず、変質者や強姦魔の慰み者にされるだけの存在だと、この映像は訴えているのだ。


(何したっていいんじゃないか…?恭子は僕の物って決まってるんだから……)


罪悪感など感じる必要もない女。
恭子という女は、ありとあらゆる要求に応えてくれるのだ。

暴力も、それを伴う変態行為も、全て自らの悦びに変換できる女なのだ……この映像を観ると、そういう風にしか恭子を見れなくなっていた……。


(……!?)


隣の部屋から物音が聞こえてきた……気付けば既に夕刻になっており、恭子の帰宅する時刻になっていた……いつものように壁にコップを押し当てて耳を欹(そばだ)てる……何事かを話すような声が聞こえた後、恭子は我慢ならずに自慰を始め、一匹の牝獣となって喘いでいた……。


『やっぱり僕じゃないと駄目なんだね?恭子……僕が欲しくて堪らないんだろ?そうなんだろう?』


息を詰まらせたように喘ぎ声を止めた後、その数分後には別な物音が聞こえてきた……それは耕二と彩矢の帰宅した音であった……。


『……フ…フフフフッ……』


天パ男はDVDを取り出すと、ケースに仕舞って其れを握り、一気に階段を駆け下りた……頭の中で何かが弾け、その衝動を抑えられなくなっているようだ……血走った目と気の触れた笑顔は、あの日、恭子を姦しに掛かった時と同じ表情だった……。





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