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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈人外の戯れ〉-15

『そこに座りなさい……脚を開いて座ったら、両手を上に上げるのよ?』

「ッ〜〜!!!」


もう絶体絶命である。
由香は狙いを定めているし、決して諦めはしないだろう。

眉間にはグシャグシャと皺が刻まれ、追い詰められた困り顔はボロボロと涙を降らす……その涙を掬うように鞭が頬に当てられると、恭子は息を詰まらせた……。


『……早くしなさいよぉ…クッフフフ……その顔にもミミズ腫れを着けてやろうかしら?』

「………ッ!!!」


冷めたような低い声が、恭子の鼓膜を打った……あのオヤジの背中をメッタ打ちにしたこの女なら、たった一撃を打ち込むのに戸惑いなど無いだろう……恭子は気力が尽きたようにヘナヘナとへたり込むと、震える両脚を伸ばして広げ、泣き顔を逸らしながら両手をゆっくりと股間から離した……。


(嫌よ…嫌あッ!!嫌あぁぁッ!!)


遮蔽物が無くなった股間が露わになるや、畜人達の下品な爆笑が部屋中に響いた……勝手に擦り付けられ、そして今となっては否定し得ない恭子の“女体”を表した言葉が、無数の瞳に映し出されたのだ……。


『ギャハハッ!!そうやって[チ〇ポ狂い]なんて描かなくたって、お前の本性は知ってんだよぉ!』

『その変態オマ〇コ、浮気相手に見せたのかあ?喜んでたかあ?どうなんだよコラァ!』

『うわ〜……ドン引きしちゃうわぁ。チ〇ポ狂いっていうか……うわ〜、無理よぉ、あり得ないわ……』

『タトゥーもだけど、何よ、あの真っ黒なオマ〇コ。あんなグロいオマ〇コにチ〇ポ入れる奴の気が知れないわ』


嘲笑われ、否定され、罵られ……恭子の肉体は手酷く罵詈に曝され、自尊心までベリベリと剥ぎ取られた……。


『おばさ〜ん、いつまで私達に汚いオマ〇コ見せてんのぉ?いい加減気分悪いから早く仕舞ってくださ〜い』

『ちょっとぉ、お尻の穴まで見えてますけどぉ?そんなの見せないでくれますかあ?』

『お酒が不味くなるじゃない……聞いてる?その汚いオマ〇コ見せないでって言ってんの!ホント汚い!てか臭いのよ!』


とりわけ恭子の美貌に嫉妬を抱いている女達からの罵声は、聞くに耐えないほど酷いものであった。
唯一といってもよい恭子のコンプレックスを、秘中の秘である陰部の黒ずみを、執拗に論(あげつら)っては罵って叫ぶ。


『ほらメス豚、お客様に謝りなさい……「チ〇ポ狂いのグロマンを曝した罪をお許しください」ってねえ?……フフフッ…どうしたの、早く謝りなさいよぉ?』


容赦のない由香の言葉責めに、美貌で劣る女性客はゲラゲラと笑った。

恭子が傷付けば傷付くほどに楽しくなっていく。
泣けば泣くほど気分は高揚し、打ちのめされれば打ちのめされるほどに、畜人達の欲望は満たされていく。

どこにも責めを弛める理由など無かったし、ここに集った畜人達は、恭子に対してサディスティックな欲望しか抱いていないのだ。




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