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【スポーツ 官能小説】

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〜 日曜日・観察 〜-1

〜 9号の日曜日  ・  観察 〜

 

 私がAグループ生と戯れている間、時間にして小一時間。 食堂から人の気配はなくなっており、寮のあちこちに人影が散見する。 ざっと各種モニターを見渡せば、浴場に10組、自室に10組、その他に10組というところだろうか。 

 浴場のモニターを大写しにする。 シャワーを浴びている締まったお尻、打擲しがいがありそうな肌はB22番だ。 痣は概ね治癒しており、鬱血も傷も見当たらない。 薬湯のシャワーもふんだんに使わせているし、軟膏も渡してあるし、特注の内分泌活性剤含みの飼料を与えているので、
体調に問題はなさそうだ。 

 隣ではぎこちなく股座に水流を受ける22番。 姿勢は悪くないが、如何せん踏ん張りが弱い。 水の勢いで身体が揺れて、見ているだけで危なっかしい。

 肌には擦り傷が目立っていた。 B22番は幼い外見とは裏腹に、手荒な真似を躊躇わない。 今日も『排水溝を匍匐前進』させたり、『砂場で芸を』させたり、抓ったり蹴とばしたりと好き放題やっていた。 無傷で入浴できるわけもない。 そうはいっても一線を超えた傷がない点は、B22番の面目躍如といえるだろう。 たっぷり軟膏を塗って一晩おけば、気づくか気づかないかまで薄くなるレベルの傷跡だ。 

 この1週間、Cグループ生は気づいていないだろうが、深夜にBグループ生がケアをしてきた。 最初のもっとも過酷な週を乗り越えて貰うことは、Cグループ生自身だけではなく、Bグループ生にも死活問題だ。 後輩がドロップアウトしようものなら、相部屋の住人として、Bグループ生の評定も最低になる。 そうなるとAグループ生への進級はおろか、中途退園して一般職に就くことすら難しい。 したがってBグループ生は、せめてCグループ肉体が悲鳴を上げないよう気を遣ってきた。 気づかれないように深夜こっそり布団から起きあがり、Cグループ生の傷に消炎剤を張ったり、肌に万遍なく保湿効果がある軟膏を塗り込んだり、秘所に粘膜を守るオイルを擦り込んだり、合わせて30分程度のケアを施す。 疲労の極致で泥のように眠るCグループ生が起きることはない。 もし起きてしまったら時間外起床でBグループ生から怒られるため、普通は眠っている振りをする。

 Bグループ生も、夜中に何かしていることがCグループ生にバレた場合は寮監の私から指導があるため、何とかして起こさないよう静かに行動している。 さらにいうと、寮生が夜中に起きていることが露見すれば、私も学園から指導を受ける。 本来であれば寮生が夜中に起きていることなんて理由如何を問わず認めないのだが、この1週間だけは私も見て見ぬふりだ。 何のサポートもなしに乗りきれるほど、最初の週は甘くない。 ドロップアウトされるくらいなら、指導を受ける方が遥かにマシだ。 そんなわけでほとんどのCグループ生は、自分で気付かぬうちに綿密な回復措置を受けてきた。 

 伝統的に今日の夜まで秘密のケアは続く。 となると、B22番レベルの傷であれば、特に問題は起きないだろう。 明日の始業式にみっともない肌を晒すような展開だけは、あってはならない。

 次に2Fのトイレを映してみた。 B33番が排泄を終え、後始末を33番にさせているところだ。 便座に腰かけて首を精一杯後ろに倒し、真上を向いて口をあける33番。 便座の上に立ち上がった上で、ポッカリ開いた口と鼻に容赦なく尻をのせ、体重をかけて割れ目で挟むB33番。 アンモニア臭が籠った陰唇に窄めて尖らせた舌を伸ばし、33番が穿(ほじ)り、舐める。 尻に敷かれて表情はよくわからない。 ただ、嫌々舐めているわけでもないらしい。 舐められる側のB33番も頬を火照らせており、それなりに熱が入った舌遣いのようだ。

 そうするうちに、ショロロロ、便器が水音をたてた。 先輩の小水を干して後始末をする間は、Cグループ生はトイレの備品扱いを受ける。 ゆえに汚水配送作業の一環として、特別に便器に排泄が認められる。 即ち、Cグループ生が室内トイレを使用する特例がこの方法だ。 自らを肌色便器にすることで、先輩の排尿の御相伴にあずかれるというわけだ。 

 他人の排泄物に噎(む)せることも、嫌悪で震えることもない。 わずか1週間の間にすっかり従順になったればこそ、こうして綺麗にトイレを使うことが出来ている。 もし小水を零してトイレを汚そうものなら通常の指導に該当するので、お互いの信頼関係が前提となる。



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